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複業・副業複業のメリット・デメリット 2019.11.21

複業・副業はメリットだらけ?複業のメリットを徹底分析

最近、働き方改革や副業解禁など、今の働き方についてのニュースを耳にすることが増えた方も多いのではないでしょうか。

「副業」が注目される中、「複業」という働き方が注目を浴びてきています。

では、「複業」とはいったいどんな働き方なのでしょうか。

「複業」の良さって何?と思っている方のためにメリットも合わせてご紹介していきましょう

複業と副業の違い

「副業」と聞くとどんなイメージがありますか?

これまで「副業」と聞くと、アルバイトの掛け持ちや在宅ビジネス、内職などのイメージを持つ方が多いかと思います。

「副業」に対する日本の変化

実際、2016年まで就業規則や社内規定において副業・ダブルワークは原則禁止となっており、「副業」という言葉はあまり良いイメージを持たれていませんでした。

しかし、副業に関する政府の意見が2016年12月には「原則禁止」から「原則容認」へ、2018年には「副業を推進する」というところまで変わっています。

2018年にリクルートキャリアが発表した「兼業・副業に対する企業の意識調査(2018)」では、兼業・副業について推進している企業は全体の3.6%、容認している企業は25.2%で、推進・容認の合計は28.8%と、前年の22.9%に比べ増えてきています。

また、40.6%の企業が兼業・副業を受け入れ済、もしくは検討をしています。

また、2019年2月にエンジャパンが労働者側に行った「副業」実態調査では、現在副業中が15%、過去に副業をしたことがある人が33%で合計48%が副業経験があると回答しています。

この調査を見てみると、企業側も労働者側も約半数が副業を意識してきていることがわかります。

副業から複業へ

しかし、まだ半数は副業には前向きではないというのが現状です。

それは先程も述べたように、「副業」という言葉に良いイメージがなかったということも原因の一つではないでしょうか。

そこで最近できた言葉が「複業」です。

サブで仕事をするイメージの「副業」とは違い、「複数の仕事をプロフェッショナルな視点を持ち、どれも本業という意識で責任を持って取り組む」という意味合いを持った言葉が「複業」です。

こっそりやる仕事、怪しい仕事という日陰なイメージが付きまとっていた「副業」に対し、「複業」に名前を変えることによりポジティブな働き方というイメージになってきています。

>>複業についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<<

>>副業についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<<

「複業」「副業」「兼業」

もちろん「複業」は新しく生まれた言葉であり、「複業」も「副業」も明確な定義があるわけではないので、こういうイメージなんだなぁ…くらいの認識です!

では、先程出ていた「兼業」とはなにか。

「兼業」とは、文字通りいくつかの仕事を兼ねるというイメージになります。兼業農家など、全く違う職種を同時並行する際に兼業を使う場合が多いです。

どのような形態・目的で複数の仕事を掛け持ちしようとしているのか、自分の中でスタンスを明確にするために言葉の定義を意識しておくと、自分はどんな働き方をしたいのかがブレず、周囲の共感も得られるでしょう。

「複業」をはじめるキッカケ

すでに複業をしている人はどんな想いで複業を始めたのでしょうか。

複業紹介サービス「ワースタ」の利用者に聞いてみたところ、「自分の市場価値が知りたい」「収入を増やしたい」「空いた時間で自分のスキルを活かしたことがしたい」「人脈を広げたい」などの声が多かったです

他にも、複業という働き方にチャレンジしたい、今いる企業に不満があるから、ワークライフバランスを実現したいといった声もあり、始めるキッカケは人それぞれなのだと感じます。

複業・副業のメリット

キッカケは人それぞれですが、なぜこんなに「複業」「副業」が注目されているのかというと、それは、複業・副業はメリットだらけだからです!

そんなメリットをワーカー(労働者)側、企業側で分けて紹介していきます!

複業のワーカー側メリット

まずは複業をすることによって得られるメリットをご紹介します。

働き方を自分で選べる

少し前までは、現在勤務している企業とは別の企業に興味があっても今の会社に残るか、勇気を出して転職をするか、の2つの選択肢しかありませんでした。

しかし、複業という働き方が推進されたことにより、本業を持ちながら別の仕事にチャレンジできたり、ビジョンに共感する企業やサービスに携わったりもで可能となりました。

また、結婚や子育て、介護などのライフイベントによって働き方のリズムを変えないといけないことも出てきます。

そんな時、リモートや、ライフイベントに合わせた労働量・時間を選べることも複業の魅力でしょう。

複数の仕事を経験できる

複数の仕事ができるということは、「普段とは異なる業務をすることで仕事に楽しみを見出だせる」というメリットがあります。

選び方によっては、本業では大企業に勤めているが、複業でベンチャー企業に勤めるといったように転職せずとも同時に複数の社風を体験できます。

仕事に対する取り組み方や組織ごとの違いを肌で感じられるだけでなく、一つの会社に縛られない考え方や物の見方ができるようになるでしょう。

スキルアップしやすい

一つの企業の中で同じ業務をしていると、自分にはどんなスキルが身についているのかがわからなくなることもあるでしょう。

そこで外に出てみると、自分が持っているスキルはみんなできて当たり前だと思っていたが、実は重宝されるスキルだったということがあります。逆に外に出てみたら自分のスキルはあまり市場価値が高くないんだと気づいたりすることもあります。

それにより、自分が何を磨いていけばいいのかが気づけます。

だからこそスキルアップしやすい環境なのです。

会社の外に出ることにより、色んな知識が増え、様々な視点で物事を見られるようになり問題解決能力も身につくでしょう。

また、複業は自分で考え自分で行動することが大切になってきます。組織ではなく、個で動く必要があるため、何を判断するにも「自分が経営者だったら…」と考え判断しなければなりません。

そのため、税金などの知識、利益を出すために計画を立て提案するなど経営者視点にならざるを得ない場面もあり、経営スキルや計画力が自ずと身についてきます。

その上、複業は本業の業務終了後や空いた時間などで行うため、いかに効率よく限られた時間の中で結果を出すかがキーポイントとなってきます。自分で時間の管理をして業務を進めていく内に、自然とタイムマネジメント力も磨いていけます。

専門性の掛け合わせで個性ができる

一つの分野を極めてプロになるには1万時間必要だと言われるのを知っていますか?

1万時間の法則と言い、大体3年間、毎日がっつり勉強・習得に時間をさけばプロと言えるだけのスキルが身に付くと言われています。

しかし、日々新しいことを覚えていかないといけない現代でプロを目指すには何年かかるのか不安になりますよね。

そこで、別のスキルを習得することにより希少性はぐんと上がります。

例えば、趣味でカメラマンをやっている人がホームページの作成もできるようになれば、自分で撮った写真をインターネットで公開したり、写真の販売ができたりします。このように、一見異なることであっても組み合わせれば“強み”になります。

これは趣味でも仕事でも同じで、エンジニアがマーケティングの知識を身につければ、顧客の要望を自分で調べ把握してシステム開発ができるのです。

また、ゼロからはじめてすぐは一気に成長します。

100%できるプロを目指すより、50%×50%の専門性を掛け合わせて身につけることで希少性のある価値が自分に生まれ、あなたの一生の財産になるでしょう。

収入が増える

複業をはじめるキッカケにもありましたが、収入の増加が期待できます。

今働いてる会社に不安を感じている場合も複業収入があれば少しは気持ちが軽くなります。

単純に収入が増えるだけではなく、こなしている仕事の数だけ昇給や賞与のチャンスが増えます。

メインの収入源を確保しつつ収入が増えることにより、自分に投資してスキルアップに繋げるという選択肢も増えてきます。

スキルアップすることにより市場価値が高まり更に収入アップの可能性もあります。

誰かの役に立った対価として結果的に収入が得られるので、複業をする目的ではないという方もいますが、自分の評価が目に見えるカタチになるのはモチベーションのアップにも繋がりますね!

リスクの分散ができる

最近の企業寿命は何年と言われているか知っていますか?

東京商工リサーチが発表した2018年「業歴30年以上の『老舗』企業倒産」調査」によると、2018年の企業の平均寿命は23.9年でした。

新卒で設立して1年目の会社に入社しても、45~46歳くらいには会社がなくなってるなんて可能性もあるのです。

会社が倒産する、業績不振、契約の打ち切り、望んでいない異動…そんな大きなリスクがいつ自分にも襲いかかるかはわかりません。

しかし、複業をしていれば、急に収入がなくなることもありませんし、立ち上がる余力を持つことができます。

倒産など企業全体のリスク以外にも、転職をした際に、転職先の雰囲気が自分に合わない、人間関係がうまくいかないなんてことは誰にでも訪れる可能性があります。そういったリスクを避けるためにも、現職を続けつつ、複業で自分のやりたいことや興味がある業界に挑戦してみてはいかがでしょうか。そうすればキャリアチェンジの失敗の可能性も低くなります。

自分自身に起こりうるもしものリスクを考えたとき、一つの会社しか拠り所がなかったら行き詰まってしまいますね。

人脈が広がる

複業をすることによって誰でもメリットを実感ができるのが、人脈が広がることです。

新しい人脈ができることにより、知見や視野も広がり、新しいアイデアに出会えることもあります。

たくさんの情報が入るようになり、インプット効果も高まります。

人脈の数だけチャンスを掴む可能性の数も膨れ上がります!

1人でできることは限られていますが、人脈が広がることにより共感してくれる仲間や助けてくれる仲間ができ、良い影響を与え合えるのではないでしょうか。

自分のことがわかる

外に出てみて初めて自分の市場価値がわかるように、違う環境に身を置いて初めて分かることがたくさんあります。

自分は何がしたいのか、何に挑戦してみたいのか、何が得意なのか、仕事に何を求めているのか…など、転職をしなくても新たに自分を見つめ直す機会になり、キャリア志向の確認もすることができます。キャリア志向が分かれば、長期的な視点でキャリア戦略を描けるようにもなります。

会社の外に出てみても自分のスキルが通用すれば、それは自信に繋がります。

自信がつくことにより本業での仕事もプラスに進む効果が見込めるでしょう。隠れた才能を見つけることもできるかも!

定年がなくなる

どんな複業かによっても異なりますが、複業をしていくことで定年後の働き方の選択肢が広がります。

もうすぐ定年退職を迎えようとしている方々からは「定年後に収入がなくなることよりも、会社の看板もなくなり、会社での繋がりもなくなり、自分らしさがなくなるのではないか」という不安の声を聞くことがあります。

複業によって選択肢を増やしておくことで、収入も繋がりもあり、生き生きとした働き方ができることでしょう。

複業の企業側メリット

次に、企業が複業を容認することで得られるメリットをご紹介します。

採用に幅が生まれる

最近では、「転職の際に企業に求めることはなにか?」という質問に、複業可能かどうかを気にする意見が増えてきました。

複業可能か複業禁止の2択でしたら、禁止の企業を選ぶ理由がありませんよね。

また、複業可能な企業の方が柔軟な働き方ができそうというプラスなイメージが湧きます。

自社の社員に複業を許可するだけではなく、複業社員としての雇用も考えるならば一気に採用の幅も広がります。

すごい欲しい人材だけど、「今の会社は辞めたくない、だからフルタイムは無理なんです」と言っている人でも複業としてなら雇える可能性がぐーんと上がります。

自社の業績が不安定でも、採用力のないスタートアップでも、新規事業に誰をアサインしようか悩んでいる場合でも、複業なら欲しいスキルを持っている人の採用ができます。

社員が複業をして広げた人脈からリファラル採用できるなんて例もあります。

柔軟な働き方を提供することにより、人材競争に負けない採用力を手に入れることができるのです。

コストの低減ができる

部分的な業務をやってほしいのでフルタイムでは必要ないし、正社員1人を雇うには金銭的に厳しい…という場合も、複業として業務委託で雇うならフルコミットより安価で雇えます。

なにより、必要なスキルを持った人材を複業として雇うことができるので、人材育成のコストがかかりません!

採用から育成までのコストが大幅に削減できることは目に見えるメリットですね。

社員のスキルが上がる

一番大きなメリットと言われているのが、社員のスキルが上がることです。

複業を認めることにより、社員が率先して社外でスキルアップをしてくれます。

本を読むより実践をした方が大きな成長に繋がります。

特に入社して間もない若手人材の育成を早期に行うことができるのです。

今までは、優秀な人材を自社に獲得するためには転職採用か、社内異動を行って計画的にキャリアを積ませるしかありませんでした。

しかし、複業なら様々なキャリアを同時並行して身につけることができ、スキルが上がったことにより自信も付き、モチベーションの向上に繋がります。

離職率が下がる

モチベーションが向上するので優秀な人材の流出を防げる可能性があります。

上記メリットでも言いましたが、副業を認めないと優秀な人材が来ないのと同じで、副業が認められていない会社だからと転職する可能性があります。

MACROMILLが調査した副業に関する正社員1,000人の意識調査では83%の人が副業を認めない企業には魅力がないと回答しました。

社員のやりたい仕事を他企業からオファーされたり、自社の給料に不満があるからなど、社員の流出リスクは常にあります。

離職率が高いと、ブラック企業と思われることもあるのでなるべく離職率は下げたいですよね。

副業を認めることは、社員への精神的、経済的ワンクッションを与えることができるのです。

マネジメント力が向上する

社員が複業を行うことによって、セルフマネジメントスキルが高くなります。

1社だけでは経験できない幅広い業務を行うことにより、元々マネジメントができる社員も一つの形に縛られない多様なマネジメントができるようになります。

複業社員が増えることにより、会社全体のマネジメント力の向上が期待できます。

他社からノウハウを吸収できる

社員が他社で複業をすることにより、スキルアップすれば自社に還元されるという効果があります。

労働生産性を高める仕組みなどを知ったり、自社にはないイノベーションを感じることにより、自社での仕事もさらなる成長を期待できますね。

また、複業先が顧客や提携先になればダイレクトに売上に繋がります。

複業社員が社外で人脈を増やした数だけ、きっかけができるのです。繋がった仕事も、その複業社員がいることにより、スムーズな対応ができます。

社員や企業の成長に繋がる一つは「情報」です。外部の情報が入ってくることによって良い刺激になり、自社の成長も見込めるでしょう。

企業ブランディングができる

複業を解禁している企業は増えてきましたが、それでもまだ半数以上の企業が複業を禁止しています。

一方で、労働者側は多くの人が働き方改革に注目し、複業やフリーランスの求人が人気があるという現状もあります。

そんな中、独自の複業解禁を打ち出すことにより、注目も集まり企業のPRにも繋がります。

注目集めのためだけに複業を解禁すると、社員も「コンビニでバイトしていいってこと?」「ポイントサイトに登録でもしとくか…」ということにもなりかねないので、複業を解禁する目的をはっきりさせることを忘れずに!!

もちろん複業にはデメリットもあります。

デメリットも複業をする際に気をつけることとして覚えておくといいでしょう。

>>複業・副業のデメリットについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<<

複業・副業の解禁を考えている企業は何をすればいいの?

優秀な人材を確保するために、複業・副業を認めようとしている企業はまず何をしたら良いのでしょうか。

複業・副業解禁に向けての手続き

まず、就業規則の改定を行います。

そして、なんでもOKにならないように解禁範囲を設定します。競合他社はNGという会社が多いですね。

最後に、申請方法を設定します。別に申請なんていらないという会社もあれば、報告するだけでOK、本業の邪魔をしないことを前提に事前申請をするなんて会社もあります。

複業・副業を解禁する際の注意点

解禁したことにより考えられる問題は何があるのでしょうか。

あとで困らないために、事前にはっきり決めておいたほうが良いことは、労働時間、割増賃金、労災・雇用保健、社会保険などです。

特に労働時間については、本業中に複業の仕事はしない、メール等の対応は可能などを決めてある会社が多いようです。

また、他の会社が副業解禁をしているので自社も波に乗ろう!と理由を言わずにいきなり「副業を推奨する!」と公言してみたという会社があります。結果、どうなったのかというと、社員にも「複業・副業」のイメージがなかったため、就業時間外の早朝や深夜、土日祝日でできるとりあえず稼ぐためのアルバイトを探す社員が多かったようです。

いきなり副業してもいいよと言われても、今まで禁止されていたから考えてこなかった副業だから何から始めたらいいのかわからないし、副業のメリットを知らないなんてこともあります。

早朝や深夜にアルバイトをする社員が増えたら体調管理もうまくいかず、会社側も社員も良い相乗効果が生まれることは期待できませんね。

そうならないよう、「副業を解禁するから、本業に支障が出ない程度に自身のスキルを磨いてね」「好きなことにチャレンジしてみてね」など、会社のメリットになる前向きなことを伝えることも大切です。

複業・副業に向いている・向いていない人は?

それではワーカー側はどうでしょうか?

今までの内容を読んで、「なるほど」と思った方もいれば、「しっくりこない…」と思った方もいるでしょう。

考え方や向き不向きは人それぞれですから、複業をしたら自己管理ができなくなって体調を崩してしまうかも…なんて方もいます。

まずは自分が複業に向いているかを考えてみましょう。

複業・副業に向いている人

複業に向いている人はどういう人でしょうか?

以下7つに当てはまる人は複業に向いていると言ってもよいでしょう。

  • チャレンジ精神がある
  • やりたいことがたくさんある
  • 色んなことに興味がある
  • 学ぶことに意欲的
  • 自己管理ができる
  • 掛け持ち癖がある
  • 毎日同じ業務をするのは向いていないと思う

どのくらい当てはまりましたか?

一つでも当てはまったのであれば、複業に向いている人です。

複業に向いていない人

それでは、逆に複業に向いていない人はどういう人でしょうか?

以下4つご紹介します。

  • 時間管理が苦手な人
  • 物事が長続きしない人
  • 仕事に対して消極的な人
  • 人からの指示がなければ仕事ができない人

時間管理をすることや、継続して何かに取り組むこと、積極性を持って能動的に動くことは複業において非常に重要なスキルです。

そのため、いずれにおいても苦手意識を持っている人は複業に向いていないと言っても過言ではありません。

とはいえ、複業にもたくさんの種類、働き方があります。種類によっての向き不向きも存在します。

不向きなものを選んでしまうと「つらいなぁ」という気持ちが勝ってしまい、自分には複業は向いてないのかも…なんて思ってしまいます。

いちばん大切なのは、自分のことをよく理解するということでしょう。

複業・副業はどんな働き方があるの?

複業にもたくさんの種類、働き方があると言いましたが、自分にはどんな複業があっているのでしょうか。

あなたのライフスタイルに合ったものを考えてみましょう。

タスクタイプ

自宅で空き時間に作業することがメインになる複業ですね。

数日の期間内に、Webサイトでアップする原稿を書くライティング作業や、ロゴやバナーのデザイン作業などを行い、納品をするまでが一つの案件です。

プロジェクトタイプ

数ヶ月~1年という期間を決めて契約をする複業です。このタイプは、業務委託契約が多いです。

新規事業を立ち上げたいスタートアップ企業が、どうなるかわからない新規事業に社内のエースをアサインするにはリスクが高いけど…成功するためには優秀な人材が不可欠!なんて時に活躍するのが複業社員です。

新規事業を牽引するようなスキルを持った複業社員をアサインすることにより、企業側も自分のスキルを活かしたい複業社員側もウィンウィンな関係になります。

新規事業じゃなくても、中長期的にシステムや制度を作るのもこのタイプでしょう。

ミッションタイプ

フリーランスを雇うというイメージに近いこのタイプ。

スキルを持った人に、フルタイムではないが社員のように会社に来て事業を進めてほしい!という場合はこのタイプと言えるでしょう。

他にも色んなタイプがありますが、主にこの3つのタイプで複業をする人が多くみられます。

自分のスキルだったらこんな複業のやり方があるんじゃないかと考えてから取り組むと、無理をせずに複業を始めることができるのではないでしょうか。

私たちもよく目にしている複業・副業

複業をしてみたいと思っていても周りに複業をしてる人がいない、どんな活躍の仕方をしているのか知りたい!なんて思いますよね。

私がまだ「副業」はアルバイトをしてる人がやるというイメージを持っていた頃、「この人、芸能人なのに芸能活動以外のことをやってる方が目立つなぁ」と思うことがよくありました。あれも複業だったんですね!!

ピース又吉さんの著書「火花」が芥川龍之介賞を受賞した時は衝撃でした。テレビに出る才能もあるのに執筆の才能もあるんだ!!と。

タレントの話ですと、キングコングの西野さんが出版された「革命のファンファーレ」もベストセラーとして話題になったり、オードリーの春日さんがボディビルダーとして活躍されていたり、みなさんやりたいことにチャレンジしていることが見て取れます。

タレントだけではありません。プロサッカー選手の本田圭佑さんは、わずか4年間で日本最大級のサッカースクールを運営する経営者になっています。他にも自身が手がけるファッションブランド「KSK」を立ち上げたり、最近ではYouTuberの挑戦も始めたようです。

有名人の話をすると、知名度があるからできるんじゃないの?という声も聞きますが、決してそうではありません。

自分自身の限界を決めずに挑戦しているからできるのです。

世の中は、結果が出ていないものは否定し、結果が少しでも出れば応援をし、認めてくれます。

あなたが複業をしてみたいと思うのなら、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

複業・副業を容認・推進・解禁している企業例

複業を容認している企業もあれば、推進している企業もあります。

自分がどのように複業に取り組みたいと考えているかにより、企業選びも変わってきます。

複業も転職も考えている方は、どの企業が自分にとってはメリットとなるのかを調べ、企業選びをしていきましょう。

ロート製薬株式会社(ROHTO Pharmaceutical Co., Ltd.)

ロート製薬は1899年に創業された製薬会社です。胃腸薬の発売にはじまり、ロート目薬やメンソレータムなど数々の人気商品を出し、スキンケア関連の商品は国内市場シェア約40%の圧倒的なトップシェアであります。

社員のプロジェクトによるアイディアにより、「社内ダブルジョブ」と「社外チャレンジワーク」という制度が生まれました。

就業時間の一部で部門の枠を超えて他部署でも従事する「社内ダブルジョブ制度」と、就業時間外で社会に貢献したい人のための「社外チャレンジワーク制度」は、自分の守備範囲を限定せず自立・自走する人を育てるという考えで行われています。

自ら手を挙げるということを基本にし、年に一度、自分が次の一年に挑戦したい仕事について申告をするという取り組みが行われているのが特徴ですね。

ヤフー株式会社(Yahoo Japan Corporation)

ヤフーは1996年に設立され、ポータルサイトのYahoo!JAPANを運営しているソフトバンクの子会社です。

ヤフーではフレックスタイム制をはじめ、場所を選ばずにどこでも仕事ができる「どこでもオフィス」という制度やPCなどのハードウエアを自分で選択できるといった、時間、場所、オフィス、デバイス、スキル、経験など多くの選択肢を与え、自由な働き方をサポートしています。

その自由な働き方の中に副業もあり、事前に申請をすれば社外でさまざまなスキルや経験を積むことができます。

「障がい者アスリート制度」というものもあり、パラバトミントンや車いすフェンシングで活躍しながらアスリート社員としてヤフーで働いている社員もいます。

ボランティアや副業を通じて活き活きと働けたり、ネットワークが広がったり、社員の技術が上がれば、会社の生産性も上がると考えています。

社内の複業でも社外の複業でも、大手企業は複業を取り入れることにより、垣根なく様々な経験が積めるというベンチャー企業のメリットも取り入れることができています。

複業を推進しているのは企業だけではありません。

広島県の福山市では地方自治体でも積極的に複業を推進しています。

福山市だけではありません。地方では人口減少により働き手が不足しています。

地方自治体や地方企業の人手不足を解決するために複業は一つの突破口なのです。

>>複業・副業を容認・推進・解禁している企業についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<<

複業・副業のはじめ方

まずは目的をしっかり決めましょう。

人脈を広げたい、本業だけでは身につかないスキルを身につけたい、収入の補填をしたい、今の自分のスキルは外でも通用するのか試したいなど、目的によって選ぶ複業が変わってきます。

やりたいことをまず考えることにより、モチベーションが高い状態から始められます。

もし新しいスキルを身につけたい場合は、自分の今持っているスキルとは関連性のないスキルを考えてみてください。

「こんな別のスキルがあればこんなことができるようになるなぁ」と思ったなら、そのスキルや知識を身につけましょう。一見関連性のないスキル同士を持つことにより、自身の希少性が高まります。

せっかく新しく勉強するのだから、将来どのような価値を持つのかを計画的に考えると収入にも繋がっていきます。

複業をすることを前提に、スキルの掛け合わせを考え転職をする方もいます。

今いる会社が複業を認めていない場合は転職か、フリーランスとして独立するかというところから始めなくてはいけません。

もしフリーランスとして働くとしたら、複数の会社と業務委託で契約を結んだり、クラウドソーシングやシェアリングエコノミーのようなサービスを使って仕事を探すのがいいでしょう。

はじめからお金をもらうような責任感があるものに挑戦することが不安という場合は、プロボノで探してみるといいでしょう。

自身のスキルを提供して、共感できる、手応えを感じるというものを見つけてから仕事にするのもありです。

はじめ方には色々ありますが、自分の時間を自分のスキルや繋がりのために投資していくイメージで複業に取り組んでいきましょう!

フリーランスとしてのはじめ方

前述にもありますが、フリーランスとして始める場合は何点か視野に入れたほうが良いことがあります。

選ぶ職種にもよりますが、自宅が作業場だと審査基準に影響することがあるため、シェアワークプレイスのようなコワーキングスペースを契約している方もいます。

コワーキングスペースを使うメリットは他にもあります。

それは、作業場としてカフェを検索して、移動をするという時間を省けます。一箇所を拠点にすると人を呼びやすいです。

カフェで打ち合わせをするよりプライバシーが守られるので、大事な打ち合わせにも使えますね。

>>フリーランス・個人事業主としてのはじめ方についてより詳しく知りたい方はこちら<<

複業・副業をはじめるための手続き

複業をすることにより所得が出た場合は、確定申告をしなくてはならない可能性がでてきます。

所得=売上-経費です。

自身の所得を計算し、1年間で20万円を超えた場合は税務署に納税額を自己申告しなくてはなりません。

税金や確定申告の知識はあって損はないので、勉強してみましょう。

また、外注で確定申告をしてくれるサービスもあります。

慣れない作業に時間を取られるよりは、確定申告は外注して、その時間も複業にあてたほうが単純に稼ぎになります。

時間は有限ですので、どうタイムマネジメントをしていくのかも必要なスキルです。

>>確定申告についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<<

さいごに

複業で失敗しないためには、日々スキルや知識を磨き続けることが大切です。

それは必ず自分の市場価値を上げますし、自分の財産になります。

これからの時代、“働き方”はシビアになっていく可能性があります。どんな時代になっても、あなたが名指しで必要とされる存在になるために、複業をすることはメリットだらけになってくると思います。

これからをどう過ごしていきたいのか、自分らしい自由な選択をするために、計画的に考えてみましょう。

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