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フリーランス・個人事業主フリーランスのススメ 2021.07.21

フリーランスの案件探しで大事なことは?案件獲得の方法や、おすすめサービスをご紹介

こんなお悩みはありませんか?

「フリーランスになりたいけれど、案件探しが心配だ」

「フリーランスになったけれど、案件獲得に苦労している」

「フリーランスの案件探しの方法が知りたい」

今回はフリーランスの新規案件の探し方や注意すべきことを徹底的に解説します。これからフリーランスを目指すみなさんも、すでにフリーランスで案件獲得をしたいみなさんもぜひ参考にしてください。


フリーランスとは

フリーランスの案件探しの話に入る前に、まずは「フリーランス」についてご説明します。

フリーランスとは、特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、仕事単位での契約を結んで働くスタイルのことを言います。

特に法的な定義はないため、経験やスキルを活かして個人で仕事をしているのであれば誰でもフリーランスとして名乗れます。

近年では働き方改革が推進されていることもあり、働く場所や時間の自由度が高い働き方のフリーランスは特に注目を集めています。

>>フリーランスについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<<

フリーランスの代表的な職種

フリーランスとして働ける職種は多岐に渡ります。その中でも、フリーランスの特徴である「自由度の高い働き方」が可能な職種で活躍する人が多いです。

例えばIT/Web系の職種が該当するでしょう。IT/Web系の職種はパソコンやスマートフォンがあれば完結する仕事のため、場所や時間を問わず働けます。

ここからは、実際にフリーランスで活躍する人が多い代表的な職種についてご紹介します。

エンジニア(プログラマー、インフラエンジニアなど)

代表的な職種の1つ目は、エンジニア(プログラマー、インフラエンジニアなど)です。

エンジニアと一口に言っても、Web制作であればフロントエンド、バックエンド、インフラなど関わり方は個人のスキルによって異なります。

ホームページ制作から保守運用まで、IT/Web業界においてエンジニアが担う部分は幅広いため、求人案件の多さが特徴でしょう。

ただし、経験や実績、扱える言語によって収入差があります。比較的難易度の低いプログラム言語での案件は報酬が低く、AIやIoTといった最新分野での言語を扱えるプログラマーは高い報酬が期待できます。

Webデザイナー

Webサイトのコンセプト設計からロゴやバナー、コーディングなどWebデザイナーが請け負う業務は多岐に渡ります。

Webデザインだけではなく、グラフィックデザインについても知見があると印刷物についてのデザインも同時に請け負えるため、仕事の幅がより広がると言えるでしょう。

Webライター

Webライターは特に案件によって単価の差が激しく、1文字0.1円~20円の案件や、1記事100円から3万円以上の案件まで様々です。

見出しやタイトルを含めた構成が決まっている段階で書く記事、構成を含め考えて書く記事、取材記事など請け負う内容によってかかる工数も単価も大きく変化します。

また、ライティングだけではなく編集の知識があったり、記事にいれるイラストや図を作成できたりするWebライターは単価が上がることもあります。

イラストレーター

雑誌のような紙媒体から、Webサイトやゲームなどイラストレーターの求人案件は幅広く募集されています。

イラストは物事を表現する際に大きな役割を発揮するため、イラストレーターの需要は常にあります。

また、イラストという特性上、個人のテイストが強く表現されるものであるため、単発の仕事だけではなく継続的な仕事に繋がりやすいです。

単価にもよりますが、継続的な仕事が多いので安定した収入を得やすいという側面があります。

Webマーケター

どれだけ良いものを作っても、届けたい人に届かず結果に繋がらなければビジネスとして成り立ちません。

そういった意味で重要な役割を担うのがWebマーケターです。

WebサイトのPV数を上げたり、検索エンジンにおいて特定のキーワードで上位表示をさせたりとWebマーケターの業務は多岐に渡ります。

最近ではSNSを利用したマーケティングもあり、Webマーケターは人気のある職種です。

また、Webマーケティングの部分だけを外部に担う会社も多く、フリーランスとしても活躍の場が多いため、今後ますます注目されていく職種だと言えるでしょう。

フリーランスで仕事がない原因

上述した「フリーランスの代表的な職種」で働いてるにも関わらず、仕事がないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

特に独立直後は仕事がなく悩むことがあるかもしれません。

そこで、フリーランスで仕事がない原因について考えてみましょう。

スキル不足

まずは単純に「スキル不足」です。

例えばWebライターとして独立しても、「特定の分野しか書けない」「見出しやタイトル、内容まで細かく指定された記事しか書けない」となると、そもそも受けられる案件が減ってしまいます。

スキル不足は受けられる案件を自ら減らしてしまうことに繋がる要因です。

まずは自分のスキルの棚卸しをして、足りない部分を補う必要があるでしょう。

人脈が狭い

次に人脈が狭いということが考えられます。

スキルがあっても案件に出会えなければ意味がありません。

以前の職場や友人など既存の人脈だけでは、獲得できる案件も限られてしまいます。

新たな人脈を広げていかなければ仕事が伸び悩む可能性があるので、積極的に異業種交流会やセミナーなどに参加して人脈形成すると良いでしょう。

実績がない

実績がないことから、そもそも案件獲得に繋がらないケースもあります。

特に独立したての頃は世の中に公開できる完成品がなく、実績をアピールしにくいです。

その状態でどれだけ「ホームページが作れます」「デザインができます」と言葉でアピールしても、依頼側からすれば「納期を守れるフリーランスなのか」「納期までのやりとりはスムーズなのか」など実務面で不安を持ちます。

そのため、独立当初は安価な金額であっても実績を積むという意味で様々な案件を受けておいた方が良いでしょう。のちに好条件の案件に繋げられる可能性もあります。

フリーランスの収入は仕事の探し方によって変わる

さて、ここから重要な「収入」の話に移ります。

フリーランスの収入は、ずばり「仕事の探し方」によって変わります。

仕事の探し方は、知人の紹介含む既存の繋がりからクラウドソーシングの利用まで様々ですが、「フリーランス白書2019」によると、探し方によって収入に大きな差があることが判明しました。

最も仕事が得られている獲得経路×年収
引用:フリーランス白書2019

フルタイムフリーランスの収入の大半が400万円以上であることを前提に、主な収入源での仕事獲得経路を見てみると、「エージェントサービス」(年収400万円以上が71.2%)、「過去・現在の取引先」(58.0%)、「人脈」(45.8%)、「自分自身の広告宣伝活動」(36.7%)、「クラウドソーシング」(15%)という結果でした。

この結果を見る限り、クラウドソーシングは人脈がなくとも案件探しができる手軽な方法と言えますが、収入面では高額になりづらい側面があると言えます。

このように、フリーランスとして安定した生活を求めるのであれば、案件探しの方法についてもよく検討する必要があるでしょう。

フリーランスの仕事の種類は大きく分けて2種類

フリーランスの仕事の種類は大きく分けて2種類あります。

新規案件」と「継続案件」の2つです。

いずれもその名の通り、新規案件は新たに請け負う仕事のことで、継続案件は継続して請け負う仕事のことです。

新規案件は仕事ぶりで継続案件に繋げられる可能性もありますが、1つの仕事・プロジェクトが終われば契約が終了することもあります。

もし継続しなかった場合は、再度新規案件を探さなければなりません。再度新規案件を獲得できるかどうかはフリーランスの力量次第ですが、案件が見つからず収入が得られないといった状況にもなりやすいです。

一方で、継続案件の場合はクライアントから継続して仕事を発注されるため、安定的な収入が得やすいメリットがあります。

しかし、時間的な拘束が大きくなったり、優先的な対応を求められたりする可能性があります。

どちらの案件も特性があるため、状況に応じて配分を考える必要があるでしょう。

フリーランスの新規案件の探し方

ここからは、フリーランスの新規案件の探し方について具体的に5つに分けてご紹介します。

以前の職場からの依頼

まずは以前の職場からの依頼を受ける方法です。

退職先と良好な関係を保ったままであれば、最も案件を探しやすい方法です。

依頼をする側の退職先の企業としても内部事情を理解した人に依頼できるため、安心して任せられるというメリットがあります。

知人からの紹介

以前の職場だけではなく、知人全体に「仕事を探しています」とアピールすることで、案件を獲得できる可能性があります。

また、他人に実績をアピールするところから始めるよりは、知人であれば実績をアピールしやすいでしょう。その上、知人からしても人となりを知った人に依頼した方が安心できます。

交流会やコミュニティへの参加

会社員の頃とは違う職種でフリーランスとして働く場合、既存の人脈からの案件獲得は難しいと言っても良いでしょう。

このような場合、新たな人脈づくりをしていかなければ新たな案件を獲得しにくく、仕事に関する最新の情報も得られません。

そのため、なるべく交流会やコミュニティへ参加することをおすすめします。

同じ職種や業界の人たちと繋がれる交流会やコミュニティに参加してアンテナを貼り、自分のスキルをアピールしたり、仕事に関する情報を得たりすることで自身のスキルアップにも繋がります。その上、そこから案件獲得に繋がる可能性もあります。

HPやブログからの問い合わせ

フリーランスになった際には自身のHPやブログを作成すると良いでしょう。

ポートフォリオとして実績や作品をHPやブログなどで公開しておくことで、それを目にした人から依頼をもらえる可能性があります。

もし自身のHPやブログを作成するのであれば、問い合わせ導線をわかりやすくしておきましょう。導線がわかりにくいと必然的に問い合わせの数が減り、依頼獲得の機会を逃してしまいます。

クラウドソーシングの利用

フリーランスで案件獲得をする際に、紹介以外で最も手軽に始められる方法がクラウドソーシングの利用です。

自ら営業するのが苦手な人には最適な方法でしょう。

フリーランスがクラウドソーシングを利用することのメリットについては以下の通りです。

  • 案件が豊富

前職や知人の紹介の場合は案件の種類も内容もある程度の限界値が見えていますが、クラウドソーシングであれば案件の量は豊富にあります。

自分の強みやスキルに合った案件にたくさん応募できるため、案件を獲得できるチャンスは多くなるでしょう。

  • 企業から依頼が来る

クラウドソーシングは自ら応募するだけでなく、発注側(企業側)から依頼がくることもあります。

発注側から依頼がくるのであれば、わざわざ自分で応募先を探す手間がかからないのでメリットと言えるでしょう。

もちろん発注側に興味を持ってもらえなければ依頼は来ません。そのため、プロフィールを充実させておく必要があります。

自信のある分野や、実績などをしっかり記入しておきましょう。

  • 手続きが簡単

何よりもクラウドソーシングは手続きが簡単です。

場合によってはしっかりまとまったポートフォリオやWebサイトがなくとも、クラウドソーシングのWebサイト上で自分の強みやスキルを入力すれば案件に応募できます。

手軽に案件探しを始められる点もメリットの1つです。

>>クラウドソーシングについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<<

フリーランス向けエージェントの利用

営業が苦手だと言う人は、クラウドソーシングの他にフリーランス向けエージェントの利用もおすすめです。

フリーランス向けエージェントを利用することで得られるメリットは以下の通りです。

  • 安定した稼働と高収入が得られる

大きなメリットは、安定した稼働と高収入が得られることです。

エージェントによっては単発の案件だけではなく、「週○日稼働」など稼働日や時間が指定されている案件も紹介してくれます。そのため、クラウドソーシングで案件を獲得するよりも収入が安定しやすいです。

稼働できる曜日や時間が決まっている人にとっては、フリーランス向けエージェントを利用する方が自分に合う案件を探しやすいと言えるでしょう。

  • 契約の交渉やトラブルに対応してくれる

契約の交渉やトラブルに対応してくれることもメリットです。

契約相手と自分が直接交渉するのではなく、間にエージェントが入るので、相手に言いづらいこともエージェントを通して伝えられます。

特に報酬や諸条件の希望についての交渉が苦手な人は、直接伝えるよりもエージェントに伝えてもらった方が好条件になる可能性があります。

  • 中には福利厚生サービスもある

エージェントによりますが、福利厚生サービスが付帯されているところもあります。

例えばエージェントに紹介された案件を請け負った場合、経理事務を効率化してくれる会計ソフトがお得に利用できたり、健康診断を優待価格で受けられたりします。

エージェントによって福利厚生サービスの扱いも異なりますので、その点も確認した上でどのエージェントを利用するか検討すると良いでしょう。

営業活動

フリーランスであれば、営業活動は避けては通れない道です。

ポートフォリオや実績があっても、それを目にしてもらえなければ意味がありません。待っているだけで仕事が舞い込んでくるのは知名度がある人だけです。

SNSなどで広くアピールする方法もありますが、個人や企業に対して直接営業する方がポートフォリオを見てもらえる可能性が上がるので、積極的にメールや電話などを通して営業活動を行いましょう。

フリーランスが営業を苦手に感じるのはなぜ?

フリーランスにとって営業活動は避けては通れない道とは言え、見ず知らずの相手に営業することに関して、不安に感じる人もいることでしょう。

会社員の頃に営業職をしていた人ならまだしも、そうでなかった人は営業することに対して不安や抵抗感があっても仕方ありません。

まずは営業を苦手と感じる理由を知り、その上で苦手を克服できる方法を模索していきましょう。

ここではフリーランスが営業を苦手と感じる理由について詳しく説明していきます。

営業先がわからない

営業において重要なのは、ターゲット顧客を明らかにすることです。

例えばWebライターが焼肉屋に営業をかけても依頼してくれる可能性の方が低いでしょう。

このように、適切なターゲットに営業をかけなければ意味がありません。

しかし、そもそも誰に対して営業活動をすれば良いのかわからないといった人もいることでしょう。営業先が決まらなければ、適切なアピール方法も決まりません。

まずは成果に繋がりやすいターゲット層はどういった業種なのか、というところから考えてみましょう。

自分をアピールするのが苦手

フリーランスは外部の相手に自分をアピールしなければなりません。

友人や知人とは異なり、自分のバックグラウンドを全く知らない人に営業するため、自分の強みや実績について誰にでもわかるように説明する能力が求められます。

履歴書や職務経歴書と同じように、自らをアピールする方法についてもある程度テンプレート化しておき、アピールの練習をしておきましょう。

成果が出づらい

準備をして実際に営業活動ができたとしても、必ず案件獲得に繋がるわけではありません。

人によってはすぐに成果が出づらいという点で、営業活動を苦手に感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

案件獲得に繋がらなかった場合に反省することも必要ですが、時には「相性や条件が合わなかっただけ」と割り切る気持ちを持つことも大事です。

なぜなら、紹介が紹介を生むような段階になるまでは、案件獲得するために営業活動を続けていかなければならないからです。

ある程度長期的に営業活動を続ける必要があると考えて行動するようにしましょう。

フリーランスが案件を獲得するために大事なこと

さて、これまではフリーランスの新規案件の探し方についてご紹介してきました。

続いてフリーランスが案件を獲得するために大事なことを4つご紹介します。

新規案件獲得を日々怠らない

まずは何よりも新規案件獲得を日々怠らないことです。

なかなか案件が獲得できなくてもすぐに諦めずに、最初は数を打った方が良いでしょう。

そして、たとえ1つ案件を獲得できたとしても、案件獲得の動きは続けた方が良いです。

1つのクライアントに依存してしまうと、そのクライアントとの取引が終了した時点で仕事がなくなってしまいます。

複数のクライアントを持つことはリスク分散にも繋がりますので、案件獲得を始めた当初はもちろん、ある程度仕事を獲得できた段階でも新規案件獲得のための活動は続けましょう。

誠実な対応をとる

営業活動が大事とは言え、一方的な売り込みは避けましょう。

指名で直接依頼がない限りは、フリーランスはあくまで仕事をもらう立場です。

相手のニーズに合わない一方的な売り込みや、妥当ではない報酬要求など、誠実ではない対応を取ることは避けるべきです。

既知のクライアントにも営業する

営業活動は新規のクライアントだけにしなければならない、というルールはありません。

以前仕事をしたことのあるクライアントに対して「こんなこともできます」と改めて提案してみたり、「こんな案件があったら紹介して欲しいです」とお願いしてみたりしても良いでしょう。

既知のクライアントに改めて営業してみることで、別の企業から案件を紹介してもらえる可能性もあります。

新規開拓だけではなく、既存ネットワークの見直しや振り返りも行ってみましょう。

自分の強みやスキルを把握する

まずは自分の強みやスキルを把握しましょう。

自分の強みやスキルを知っておくことは、自分をアピールするために必要なことです。

自分はどのようなことが得意なのか、他のフリーランスと差別化できる部分は何なのかを言語化できるようにしておきましょう。そうすることで営業においても有利になります。

相手の要望を理解する

この案件を依頼することによって相手が何を実現したいのかを細かく理解することも大事です。

相手の要望がわかれば、「それに対して自分がどういうことができるのか」を提案できます。要望に沿った提案によって、「この人であれば実現してくれそうだ」と相手が感じ、そこから依頼に繋がるでしょう。

また、競合を差をつけるという意味でも、相手の要望を正確に理解することはとても重要です。

自分をアピールするばかりだけではなく、まずは相手が何を求めているのか耳を傾けてみましょう。

コミュニケーション能力を高める

相手の要望を理解できたとしても、要望に対する提案をうまく伝えられなければ意味がありません。

営業活動において特に重要なのが、コミュニケーション能力です。

コミュニケーション能力を上げるため、営業に慣れるまでは日頃からロールプレイングをしたり、交流会で知らない人でも積極的に話しかけたりすると良いでしょう。そうすることで他人と話すことに対しての抵抗感が薄れ、実際の営業活動もスムーズに行えます。

適正な希望報酬額を決めておく

報酬額が相場や自分のスキルと見合っていないとぼったくりだと思われたり、「本当に希望通りの働きをしてくれるのか?」と疑われたりしてしまいます。

また、安く買い叩かれてしまう可能性もあるので、あらかじめ適正な希望報酬を決めておくことも大事です。

まずは自分の仕事の相場を把握しておき、自分のスキルや希望報酬額から適正な報酬額を設定しましょう。

ポートフォリオやスキルシートを作成する

ポートフォリオやスキルシートを作成して、過去の実績をまとめておきましょう。

求人案件に応募したり、知人からの紹介で得たりする場合でも、よほどの知名度がある人でなければポートフォリオやスキルシートを求められるケースがほとんどです。

自分の強みやスキルをわかりやすくアピールするという意味でも、作成しておきましょう。

身だしなみを整える

あえて基本に立ち返ることを言うようですが、身だしなみを整えることも重要です。

どんな相手であっても第一印象は大事ですし、身だしなみという最低限のマナーができていなければ良い印象は与えられません。

強みやスキルのアピールも必要ですが、基本的なことも忘れないようにしましょう。

フリーランスが案件獲得するときの注意点

フリーランスが案件を獲得するために大事なことがわかったところで、今度は案件を獲得する際に気をつけなければならない点をご紹介していきます。

賢く案件を獲得することで、自身のスキルアップにも繋がります。ぜひご参考にしていただければ幸いです。

クライアントを見極める

仕事を依頼してもらう立場のフリーランスとはいえ、相手のクライアントを見極めることは重要です。

クライアントによっては完成品をイメージできていなかったり、発注案件の難易度を理解していなかったりする場合があります。

また、完成後にクレームが多いクライアントや、納期や質を不可能なレベルで求めてくるクライアントもいるため、もしこのようなクライアントに当たってしまった場合、少なくとも継続案件はお断りするべきでしょう。

見極めるポイントとしては、個人よりも企業が出している仕事の方が比較的安心と言えます。

企業であれば信用失墜に繋がるような支払いトラブルは起きづらいですし、外部への発注に慣れている可能性が高いです。

いずれにせよ、クライアントの評判や口コミなどはできる限り調べて、フリーランスもクライアントを見極める意識を持った方が良いでしょう。

報酬に納得できる案件を受ける

業務内容に対して低すぎる単価での案件は請け負わないようにしましょう。

継続案件となった際に、最初に受けた報酬がそのまま引き継がれる場合が多いです。そのため、先々のことを考えて報酬に納得できる案件を受けましょう。

スキルアップに繋がる案件を受ける

上述のように報酬に納得できる案件を受けることも大事ですが、実績を積みたい、スキルアップに繋げたいという意味で戦略的に低い報酬の案件を受けた方がメリットとなる場合もあります。

報酬だけで決めるのではなく、時には「スキルアップや実績に繋がるかどうか」を軸に案件を探しても良いでしょう。

闇雲に探さない

職種や業界に特化したエージェントやサイトを利用するのも一案です。

求人案件に応募するだけでも工数がかかりますので、闇雲に探しているといたずらに時間が過ぎてしまいます。

ある程度戦略的に案件を探すことも大事です。

また、現在の自分に合った働き方で選ぶのも手です。

フルリモートが良いのか、常駐なのか、週○日または月○日は出社など、クライアントによって条件も異なりますので、必ず確認しましょう。

自分の経験やスキルにマッチした案件を獲得する

よほどの関係性や事情がない限りは、自分の能力以上の案件を引き受けてはいけません。

できないことを「できる」と言ってしまい、結果として納品できなかった場合は、当たり前ですが信頼関係を失いますし、二度と発注してもらえることはないでしょう。

自分の経験やスキルにマッチした案件を獲得することが大事です。

求人サイトやエージェントに依存しない

求人サイトやエージェントで仕事を獲得するためには、他のフリーランスと差をつけなければ獲得が難しいです。

また、自身で営業をして獲得した案件であれば付加価値をつけやすいですが、求人サイトやエージェントだとどうしても付加価値をつけにくいというデメリットがあります。

付加価値をつけられると単価も上がりやすいですし、交渉もしやすいです。

求人サイトやエージェントの活用は案件探しにおいて便利な方法ではありますが、報酬を上げていくためにも依存はしすぎないようにしましょう。

案件を獲得した後の注意点

実際に案件を獲得できれば、契約書は必ず確認しましょう。

報酬や納期はもちろん、修正回数、禁止事項、契約期間、継続条件、トラブルが起きた場合の責任の所在など、細かい内容についても必ず目を通すべきです。

少々面倒に思うかもしれませんが、契約後のトラブルを避けるためにも業務委託契約書や発注書の内容は必ず確認し、自分が不利になるような文言があれば契約締結する前にクライアントと話し合いましょう。

>>業務委託契約の注意点についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<<

案件を継続させるために必要なこと

いざ案件を獲得できたとしても、単発ではなく継続して依頼してもらいたいものです。

ここでは、フリーランスが案件を継続させるために必要なことを3つご紹介します。

いい加減な仕事をしない

当たり前のことですが、いい加減な仕事はしないようにしましょう。

フリーランスに限らず、どのような間柄でも一度信用を失うと回復には時間がかかります。

継続して依頼してもらうためにも、何より信頼関係を大事にしましょう。

具体的には、納期を守ったり、丁寧な対応をしたりといったような誠実な対応をとることです。

クライアントに信頼、信用してもらえる対応をとれば、案件を継続してくれるでしょう。

案件を受けすぎない

仕事が欲しいからと安易に「何でもやります」と言ってしまうと、自分のキャパシティを越えてしまいます。

結果として、雑な対応をとってしまったり、作業が完了しなかったりと信用を失ってしまいます。

案件を受ける際は、不測の事態が起こることも視野に入れて、確実に完了できる範囲の案件を受けるようにしましょう。

納期を守る

信頼関係を築く上で、納期を守ることは何よりも重要です。

どんなに良質なコンテンツを作っても、クライアントが指定した納期を守れなければ一気に信頼を失ってしまう可能性があります。

どうしても納期を守れそうにない場合は事前に相談するか、そもそも受けないという判断をしましょう。

フリーランス向けエージェント10選

案件探しの方法やポイントを確認したところで、ここで具体的にフリーランス向けエージェントを10に絞ってご紹介します。ぜひ参考にしていただければ幸いです。

ワースタ

多種多様な職種があり、フルリモートや週1からの案件も豊富です。

専属のエージェントが希望にあった案件を紹介してくれます。

レバテックフリーランス

ITエンジニアの案件を紹介しています。

大手企業の案件や高単価の案件が豊富です。

BIGDATA NAVI

業界最大級のAI・データ分析案件を保有するエージェントです。

機械学習や統計解析の実務を把握しているスタッフがいるため、適切な案件へのマッチングが可能です。

ITプロパートナーズ

IT起業家・フリーランスの自立を支える仕事紹介サービスです。

週2〜3日の案件数はフリーランスエージェントの中でも随一です。

ギークスジョブ

ITフリーランスのための案件紹介サービスです。

専任キャリア担当が1対1で相談に乗ってくれます。

ミッドワークス

IT系フリーランス専門エージェントサービスです。

フリーランス協会のベネフィットプランを無償提供しており、充実の福利厚生サービスが期待できます。

フューチャリズム

フリーランスエンジニアの求人案件紹介サービスです。

高額報酬の案件も多数掲載されています。

クラウドテック

リモートワーク案件数が業界トップクラスです。

週3〜4日の仕事も多数掲載されています。

テクフリ

フリーランスエンジニアのIT案件・求人サイトです。

リモート案件の取り扱いや、福利厚生サービスにも力を入れています。

PE-BANK

協同組合から生まれた日本最大級のフリーエンジニアサポートです。

全国主要10都市(札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・京都・大阪・岡山・広島・福岡)に拠点があります。

W-AGENT

週1日からの案件が見つかる、デジタル業界に特化したスキルシェアサービスです。

専任の担当者が、一人ひとりの要望にあった求人情報を紹介してくれます。

フリーランス向けクラウドソーシング3選

フリーランス向けクラウドソーシングを3つご紹介します。

クラウドワークス

70万社以上の企業が利用する、日本最大のクラウドソーシングです。

200種類以上の仕事から自分に合ったものを選べます。

ランサーズ

40万社以上の企業が利用する、日本最大級のクラウドソーシングです。

277種類以上の仕事から自分に合ったものを選べます。

ココナラ

知識・スキル・経験など、自分が得意なことをサービスとして出品・購入できる日本最大級のスキルマーケットです。

出品者としてスキルを売り出せます。

>>おすすめのクラウドソーシングサイト一覧はこちらをご覧ください<<

フリーランスで仕事がないとき

今までフリーランスの案件探しの方法やポイントを紹介してきましたが、時にはどうしても仕事が見つからないこともあるでしょう。

最後にフリーランスで仕事がないときの過ごし方について紹介します。

スキルアップや休息に時間をあてる

頑張っても仕事がないときは、思い切ってリフレッシュの時間にあてても良いでしょう。

仕事部屋の掃除をしたり、時には旅行に行ったりして体調を整える時間も大事です。

また、新しいスキルを習得してみるのも良いでしょう。ライターをしている方であれば、デザイナーのスキルを身につけてみるといったように、新たなスキルの習得は仕事の幅を広げます。

他にも、ポートフォリオ、名刺など営業する際に必要なものをブラッシュアップしてみても良いかもしれません。そこから案件獲得に繋がるでしょう。

営業代行の利用も視野に入れる

自分だけの営業活動では限界があると感じたら、営業代行の利用も視野に入れてみましょう。

特にエンジニアの方で常駐の案件を請け負っている場合は、新規案件獲得のためになかなか時間を割けません。しかし、現在の常駐案件が終了すれば仕事がなくなってしまいます。

そうならないよう、案件が終了する前に営業代行に依頼しておけば案件を獲得してきてくれます。わざわざ自身の時間を割かずとも案件を獲得できるのは大きなメリットでしょう。

エージェントやクラウドサービスだけでは行き詰まってしまった場合には、ぜひ検討してみてください。

フリーランスを対象とした支援策

案件も獲得できず、お金もなくてどうしようもなくなった時は、国の補助金や助成金を活用しましょう。

ここではフリーランスを対象とした支援策についてご紹介します。

新型コロナウイルス感染症特別貸付(日本政策金融公庫)

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて一時的な業況悪化を来している場合で、中長期的に業況が回復して発展することが見込まれる人については特別な貸付が受けられます。

無担保で最大8,000万円までを、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う社会的要因等により必要とする設備資金および運転資金として利用できます。

詳しくは日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」をご確認ください。

住宅確保給付金(厚生労働省)

主たる生計維持者が離職・廃業後2年以内である場合、もしくは個人の責任・都合によらず給与等を得る機会が、離職・廃業と同程度まで減少している場合において、一定の要件を満たした場合、市区町村ごとに定める額を上限に実際の家賃額を原則3か月間(延長の場合あり)支給します(引用:厚生労働省|厚生労働省生活支援特設ホームページ | 住居確保給付金:制度概要)。

詳しくは厚生労働省の「住居確保給付金」をご確認ください。

お住まいの自治体の自立相談支援機関への問い合わせも可能です。

さいごに

今回はフリーランスの案件探しについてご紹介しました。

働き方が自由に選べるフリーランスですが、案件獲得は生活に直結する死活問題です。

自分の強みとスキルに合わせて案件を選び、クライアントに対して誠実な対応をした上で、継続した依頼を受けていくことが大事です。

フリーランスとして生きていくためには、スキルアップだけではなく営業活動も継続して、案件を獲得していきましょう。

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