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フリーランス・個人事業主フリーランスのススメ 2020.06.05

フリーランスが在宅ワークで稼ぐには?職種や仕事の受注方法、注意点などを解説

近年、多様な働き方をする人が増えてきて、在宅ワークをするフリーランスの人も多くなりました。そうした姿を見て、在宅ワークに関心がある人、フリーランスで働くことを検討しはじめた人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、フリーランスが在宅ワークできる職種や仕事を受注する方法などについてまとめました。フリーランスで働くメリットやデメリット、注意点についてもご説明していますので、参考にしてください。

在宅ワークできるフリーランスになりたい

まずは、そもそもフリーランスとは何なのか、在宅ワークの定義とは、という点について確認しておきましょう。

フリーランスとは?

フリーランスとは、企業などの組織に所属せずに働く人のことを言います。

正社員やアルバイトは企業などと雇用契約を結んで働きますが、フリーランスは関わる仕事ごとに契約を結びます。

個人事業主とフリーランスは同じものと思われがちですが、やや定義が異なります。個人事業主は税務上の区分で、開業届を出して事業を行っている人のことを言います。フリーランスも個人事業主の一部ではありますが、中には法人格をとって仕事をしている人もいます。

>>フリーランスについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<< 

在宅ワークとは

明確な定義はありませんが、一般的に在宅ワークとは、企業と雇用関係を持たずにフリーランスや個人事業主として、パソコンやインターネット等のIT機器を活用し、自宅で仕事を行う働き方を指します。

しかし雇用・非雇用問わず、自宅に限らないで好きな場所で働くことを「在宅ワーク」と呼ぶ場合もあります。

>>在宅ワークについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<< 

フリーランスが在宅ワークできる業種・職種ってなに?

フリーランスで働ける職種は、さまざまな種類があります。その中でも、在宅ワークがしやすい職種についてご紹介しましょう。

受託・請負業

どちらも発注元から依頼を受け業務を行います。
受託は完成物・成果物の納品義務はありませんが、請負は完成物・成果物の納品までで業務遂行となります。

まずは受託・請負でできる職種を見ていきましょう。

ITエンジニア

エンジニアとは、エンジニアリング(工学)の専門知識を活用してものづくりを行っている技術者のことを言います。ITエンジニアのことをエンジニアと呼ぶことも多いですが、厳密にはそうではなく、機械や自動車の生産などに関わるエンジニアもいます。

フリーランスで仕事ができるのは、ITエンジニアです。ITエンジニアにもさまざまな種類があり、それぞれ専門性も仕事内容も異なります。

  • WEBエンジニア…WEBサイトやアプリケーションの設計や開発、運用、保守などを行う
  • AIエンジニア…AIを使ったサービスの開発などを行う
  • ゲームエンジニア…スマホゲームやオンラインゲーム、家庭用ゲームなどの開発を行う
  • システムエンジニア…コンピュータシステムの設計・開発などに携わる
  • プログラマー…機械を動かすための「プログラミング言語」を使って、システムなどを実装する。システムエンジニアが作成した設計書を元にプログラミングを行う
  • インフラエンジニア…サーバーやネットワークなどのITインフラのメンテナンスなどを行う
  • サーバーエンジニア…クライアントの目的に合わせたサーバーの選定と構築、運用、保守を行う
  • ネットワークエンジニア…ITインフラの中のネットワークに特化。設計や構築、運用、保守などを担当する
  • セールスエンジニア…ネットワークの構築などに関する専門知識・技術を活かして、営業を行う。クライアントにわかりやすく説明をし、システム導入を促す

エンジニアはこれだけでなく、ほかにも職種はあげられます。

数多くあるエンジニアのなかで、フリーランスで働いている人が多いのは、システムエンジニアやプログラマーなど。プロジェクト単位で受注でき、大きな仕事だと1件で数千万円ほどになることもあります。

WEBデザイナー

WEBデザイナーは、WEBサイトのデザインや企画、コーディングなどを仕事とする職業です。サイトの構成やレイアウトを作り、それに合わせてグラフィックソフトを使ってデザインをします。その後、コーディングといってサイトを構成する言語を使って、配置や文字の種類、フォントなどを設定していきます。

グラフィックソフトやコーディングに関する知識と技術が必要で、デザインセンスも問われます。初心者が単価の高い案件を受注することは、最初は難しいかもしれません。実績を積んで安定して仕事を受注できるようになれば、フリーランスで働くことも可能です。

WEBライター・編集者

WEBメディアの記事を書くことを仕事にしているのが、WEBライターです。ライターが書いた記事の校正をしたり、サイト全体の方向性や運用を担当するのが編集者になります。

ライターや編集者が担当する記事の種類はさまざまで、時事ニュースを扱っていることもあれば、ネタ系記事やトレンドを紹介する記事など多岐にわたります。内容はメディアのテーマによって異なりますし、ライターの専門性によっても変わります。

報酬はピンキリで、ライターがクラウドソーシングなどを利用して受注する仕事は、1文字あたり1.0円未満のことも多いです。有名ライターだと、1記事数十万円になることもあります。編集者の場合、プロジェクトごとに契約したり、長期にわたる場合は月あたりで報酬が設定されていたりします。

ただ記事を書くだけでなく、資格や経験などに専門性がある、写真の技術を持っている、企画から携わることができる、といったプラスアルファのスキルがあると、受注する仕事の単価は上がっていきます。WEB媒体だけではなく、雑誌などの紙媒体からオファーが来ることもあります。

マーケター

マーケターとは、大きく言うとマーケティングに関する仕事を行う人のことを言います。

マーケティングとは、顧客のニーズを把握して、サービスの対象や内容の決定、開発から流通などを行っていくこと。つまり、必要とされるモノやサービスを作って売れる仕組みづくりを行うこと、といっても良いでしょう。

こうしたマーケティングの一連の流れに関わっているのが、マーケターです。近年は、WEBでの販売に力を入れている企業も多いです。そうした企業を対象にマーケティングを行うWEBマーケターもいます。WEBマーケターは、WEBに関する知識も持ち合わせていなければなりませんので、ITについても詳しくなる必要があります。

WEBに関しては人材のニーズが高く、フリーランスで活躍している人も少なくありません。ただし、上記のようなスキルが必要となるので、初心者でいきなりフリーランスはやや難易度が高めです。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、クライアントの抱える課題に対して分析を行い、IT戦略の策定やシステムの見直しなどを行う仕事です。クライアントに対しヒアリングを行い、何をすれば課題の解決につながるのかを把握し、それに適した提案ができるかどうかがコンサルタントとしての力を問われるところです。

的確な提案をするためにも、ITに関する幅広い知識は必須です。解決案を見つけるための論理的な思考力や、クライアントに納得してもらうためのプレゼンスキルも重要となります。実力のあるITコンサルタントになると、月単価が100万円超になることもあります。実績のないままフリーランスになることは、ハードルが高いです。

動画編集

InstagramなどのSNSやYouTubeなど、動画市場の盛り上がりは右肩上がりです。十数秒程度の短いものから、十数分を超える長編のものまで、動画を目にしない日はないくらい、さまざまな媒体で動画が使われています。

企業のプロモーションや個人の撮影など、動画編集ができる人のニーズは高く、フリーランスで活躍している人も多くいます。

動画編集を行うには、編集ソフトを使いこなせること、場合によっては撮影や照明などのスキルも必要です。1件あたりの報酬は数千円〜数十万円と幅が広いです。企業などのクライアントと契約できるようになれば、高報酬も不可能ではありません。

アシスタント(秘書、経理、人事など)

事務や経理、秘書、人事、編集のアシスタントなどの仕事をフリーランスで請け負っている人もいます。事務系などはオフィスで働くイメージがあるかもしれませんが、リモートで働いている人も多いです。

自社で雇うほどの余裕はないので外部にアウトソースしたい、という個人やベンチャー企業などを中心にニーズのある仕事です。ITエンジニアなどがアシスタントを雇っている場合もあります。

各企業や個人の窓口として、外部の人とやりとりをしたり、書類作成や資料集めをしたりと、クライアントによって仕事内容はさまざまです。クライアントの仕事がIT関連など専門的な分野であれば、それに対する知識も必要です。

報酬は月額で決まっていることが多く、決められた範囲の仕事を行います。事務系などは特に仕事が発生するので、相性の良いクライアントが見つかれば、長期契約で安定して働くことも可能です。

インターネットビジネス

インターネットを活用して、価値でお金を生み出すビジネスモデルです。パソコンとインターネット環境があれば作業でき、比較的時間に縛られず、個々にあった働き方ができます。

アフィリエイトやクラウドソーシングをはじめ、ネットオークション・ネットショップ、電脳せどりなどが代表的です。

アフィリエイト

アフィリエイトは、運営している情報サイトやブログに広告を設置し、それがクリックされたり、商品の購入につながったりしたら、報酬を得られるというもの。アフィリエイトを収入源にしているアフィリエイターやブロガーなどが、この方法を使ってお金を稼いでいます。

アフィリエイトのためにサイトを開設したからといって、すぐに稼げるようになるわけではありません。サイトを訪れる人が多くならないと広告収入は上がりませんし、検索結果の上位に入るのは至難の技です。

しかし、うまく読者のニーズを拾ってサイトづくりができれば、会社員として働くよりも稼ぐことができます。多い人だと、月に100万円単位で稼ぐ人もいます。

ネットショップ・フリマ

ネットショップやフリマは、主にハンドメイド作品を販売している人が多いです。自身の作った作品をフリマアプリなどに出品し、売ることで収入を得ます。

近年はハンドメイド作品を販売している人が多く、駆け出しのデザイナーが出品していることもあります。商品のクオリティも高いので、たくさんの中から自分の作品を選んでもらうことは大変です。SNSなどを活用してファンを作ったり、検索したときに引っかかるような紹介文を考えたりなど、作品制作以外にも多くの時間を要します。

作品づくりには原価もかかるので、収益が出るような価格で売らなければなりません。安すぎると儲けにならない一方、高すぎても作品の質とのバランスが取れていないと、購入者の満足にはつながらないでしょう。そうした点を考慮した値付けのセンスも問われます。

稼ぐことは簡単ではありませんが、月の売り上げが100万円を超える人もいます。

せどり

同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、手数料を得ることをせどりと言います。

店舗に実際に行き商品を仕入れることを店舗せどり、通販サイトやネットオークションのようにネット上で商品を仕入れることを電脳せどりといいます。
電脳せどりはインターネット環境さえあれば、どこにいても、24時間商品を仕入れることができます。
最近は不正転売なども流行っているので、不正をしていないことを示すためにも中古品の売買に必要な「古物商許可証」を取得しておくと良いでしょう。

インフルエンサー

TwitterやInstagramなどのSNSで非常に多くのフォロワーを持ち、情報発信によって他人の行動に大きな影響を与えられる人のことを、インフルエンサーと言います。インスタグラマーやYouTuber、ブロガーも、広義ではこのカテゴリに入ります。

以前はインフルエンサーといえば、芸能人やスポーツ選手など有名人に限られていましたが、今は一般人も多くなりました。

インフルエンサーの発信は、人々のモノやサービスを購入する行動に影響が大きい点で注目されており、「インフルエンサーマーケティング」という言葉も生まれました。SNSの発信だけでは稼げなかったとしても、企業の目に止まれば、商品を紹介することで報酬をもらったり、雑誌に掲載されたりすることもあります。中には、書籍を出版したり、商品プロデュースをしたりする人も見られます。

投資(トレーダー)

投資によって得た利益を収入としている人もいます。フリーランスで投資をしている人の多くは、デイトレーダー。投資信託など長期にわたって保有するタイプの投資は、フリーランスとしての収入源には向きません。

デイトレードはその日のうちに取引が完結する投資の方法です。株などを買ったらその日のうちに売却、または空売りしてから買い戻しするまでを、1日のうちに終えてしまいます。中には1日に何度も売買を繰り返す人もいますし、数日様子を見てから判断する人もいます。1日の売買で利益を出すデイトレードとちがい、数日から数週間ほど株を保有してから売却する投資手法のことはスイングトレードといいます。

スイングトレードはマーケットを見続ける必要があるため、フリーランスとして他の業務と兼業を考えている場合はデイトレードの方が向いているでしょう。

スイングトレードはマーケットを見続ける必要があるため、フリーランスとして他の業務と兼業を考えている場合はデイトレードの方が向いているでしょう。

取引を行う対象は、株式やFX(外国為替証拠金取引)、先物取引など。うまくいけば数十万円〜数百万円という利益を得ることもできますが、必ずしもプラスになるとは限りません。大幅なマイナスになってしまう可能性もあるので、早めに行動する判断力や先を読む力などが求められます。

>>そのほか在宅ワークできる種類について知りたい方はこちら<< 

受託・請負の場合、在宅フリーランスはどうやって案件を受注するの?

会社などの組織で働いていれば、仕事は上司の指示で行うので、自分で探す必要はありません。しかし、フリーランスは自分で案件を見つけて、受注する必要があります。果たしてフリーランスの人はどうやって案件を受注しているのでしょうか。

クラウドソーシングを使う

フリーランスで初めて仕事をする人には、クラウドソーシングが比較的仕事を見つけやすいのでおすすめです。

クラウドソーシングとは、仕事の受注や発注ができるWEBサービスのこと。ITエンジニアやWEBデザイナー、ライターなどを中心に、多くの仕事がクラウドソーシングを使って募集されています。クラウドソーシングをとおして受注した仕事は、サイト上に実績として記録されていくので、発注する側も相手にどのくらいの経験があるのかがわかります。

報酬は安いものから高額のものまで幅広く、実績を積んでいけば高額案件の受注も可能です。自分で仕事を探す手間を省くことができるので、初心者で人脈がないという方にも向いています。

人脈を使う

友人や前職でのつながりを利用して、仕事を得ている人も多くいます。知っている人であれば、どのくらいの知識やスキル、実績を持っているのか、どんな人柄なのかがわかっているので、安心して仕事を任せてもらえるからです。

企業の担当者だけではなく、フリーランスどうしでつながっておくことも大切です。各職種を対象にしたセミナーやイベントなどに参加して、人脈を広げるのも良いでしょう。すぐには仕事につながらなくても、専門外で担当できない案件や、忙しくて受注できないものなどを紹介してくれることがあります。

まわりに「こんな仕事をしたい」と伝えておくと、仕事につながることもあります。公に募集していないけれど、良い人がいたら仕事をお願いしたいという人はいます。どんな仕事ができるのか、あるいはしたいのかなどをまわりの人が知っていれば、別の場所で話が出たときに思い出してくれて、仕事を紹介してもらえるということも少なくありません。

マッチングサイトを利用する

仕事を探している人と、仕事をする人を探している企業をマッチングするWEBサービスもあります。クラウドソーシングと違って、仕事そのもののやりとりにおいてはサイトは介さないので、利用料が不要である点がメリットです。

専属のアドバイザーが案件探しや契約時の交渉などをサポートしてくれる、エージェントもあります。大手企業の案件や高額案件も多く、自分で仕事を探すことに自信がない方は、利用してみる価値はあるでしょう。

営業をかける

仕事を紹介されるのを待つだけではなく、仕事を獲得するための営業もフリーランスにとっては大切です。これが苦手な人は、フリーランスでやっていくのは難しいかもしれません。

営業方法にもいろいろとあり、異業種交流会などでアピールしたり、企業や個人に対してメールを送ったり電話をしたりといった方法が考えられます。いずれの方法でも、自分の強みや実績、何ができるのかをわかりやすく説明して伝える能力が必要です。

ブログやSNSポートフォリオサイトなどを利用して、能力をアピールしているフリーランスの人もたくさんいます。職種にもよりますが、近年はSNSから仕事を受注している人も多いです。公開しても差し支えないものであれば、実際に行った仕事をフィードで紹介しておくと、営業につながります。

フリーランスの在宅ワークで稼ぎやすい職種は?

せっかく働くのだから、できるだけ稼ぎたいという人も少なくないのではないでしょうか。在宅ワークが可能なフリーランスの仕事の中でも、稼ぎやすい職種をご紹介します。

プログラマーが稼げる理由

在宅ワークが可能な職種の中でも、稼ぎやすいのはプログラマーです。その理由は、主に以下の2つです。

案件が多い

プログラマーの仕事は、非常に案件が多いです。スマホの普及やITツールの開発が相次いでいることで、多岐にわたる分野でプログラマーが必要とされており、クラウドソーシングや仕事のマッチングサイトなどにも案件はたくさん掲載されています。IT市場が成長している現在、プログラマーの仕事がなくなることはないでしょう。

フリーランスというと実績がある人でないと受注が難しいと思われるかもしれませんが、比較的小さな案件などは、初心者や経験の少ない人でも受注できることがあります。

IT関連企業は社風が自由なところが多く、リモート対応可能としている場合も珍しくありません。そのため、在宅ワークがしやすいこともメリットです。

単価が高い

プログラマーは、プログラミング言語という特殊なスキルと知識を必要とする難易度の高い職種であるため、単価は高いです。言語の種類によっては、プログラマーの数が少ないために、高額が提示されることも珍しくありません。

その分、スキルの習得は大変です。言語ごとに特徴も違うので、どの言語を学ぶかでも難易度や仕事の案件の多さは異なります。新しい言語が開発されれば、その習得も必要です。プログラマーで稼ぐためには、スキルを習得するまで学ぶ努力と、新しいことを身に着ける向上心が必要でしょう。

プログラマーの在宅案件を獲得するためには

プログラマーの案件は多くあることがわかりました。けれど、その中でも在宅ワークができる案件を受注するにはどうしたら良いのでしょうか。

スタートアップ・ベンチャーを狙う

スタートアップやベンチャー企業、特にIT系のサービスを展開しようとしているところは、プログラマーを求めていることが多いです。リモート勤務やフレックス制度など、自由度の高い勤務スタイルを採用している企業もあるので、そのような条件のそろった案件を探すと良いでしょう。

フリーランスの募集はしていないこともあります。そのため、最初は社員として働いて、経験を積んだらフリーランスとして独立する人は少なくありません。独立後も、引き続き業務を委託してもらうというパターンもあります。

サービスの開発からローンチまで関われることは、プログラマーの経験値としてもプラスになるでしょう。

データ解析系を狙う

ビッグデータが注目されている昨今、データサイエンティストのニーズが高まってきています。データサイエンティストとは、データ解析ができるエンジニアのこと。統計学や機械学習を使って、データの分析を行います。

データサイエンティストの仕事は、厳密にはプログラマーとは別の仕事です。ただし、データを収集するための環境を構築したり、分析したりする過程において、プログラミング言語が必要となるのです。

プログラマーを目指してプログラミング言語の勉強をするのであれば、データ解析系の仕事も視野に入れておいても良いでしょう。

スマホゲーム会社の案件を狙う

スマホの普及によって、ゲームは家庭用ゲーム機からスマホ中心になりました。ゲームも各社で開発されており、スタートアップやベンチャーにもゲーム開発から始める企業は多いです。

プロジェクトごとにプログラマーを募集することも多いので、スマホゲーム関連の案件は比較的多いです。それに狙いを定めて、必要なスキルの習得や営業を行ってみても良いでしょう。

セミナー、勉強会、オンライン学習などでスキルアップする

フリーランスで仕事をしていくためには、常にスキルアップしていくことが大切です。スキルが変わらないと受注できる仕事の幅も広がりませんし、プログラマーは使っている言語が古くなると、仕事が少なくなっていく可能性があります。

スキルが低くても受注できる案件も一部ありますが、いきなり在宅ワークで働くのは難しいかもしれません。最初のうちは出社しての勤務を求められる可能性もあります。積極的にセミナーや勉強会に参加したり、オンライン学習を活用したりして、新しいスキルを習得していきましょう。

セミナーなどは、新しい人脈を築くきっかけにもなります。業界の情報を入手したり、互いに仕事を紹介したりする機会にもつながるので、学びの場としてだけでなく、交流の場としても活用してみてください。

在宅ワークでフリーランスになるメリット・デメリット

自由で働きやすいスタイルに見える、在宅ワークのフリーランス。働く上で、メリットやデメリットはあるのでしょうか。

在宅ワークでフリーランスになるメリット

まずは、どのようなメリットが得られるのかについて見ていきましょう。

自由度が高く、働くペースを自分で決められる

組織に所属していないフリーランスは、就業規則などがないので自分で働く時間や場所を決められます。クライアントときちんとコミュニケーションが取れていれば、朝早くであっても、夜遅くなっても、支障はありません。

コワーキングスペースなどはオープンしている日時が限られていることもありますが、在宅ワークであれば、自分が働こうと思ったときに働くことが可能です。

会社へ通勤する必要がない

在宅ワークであれば、仕事のために出勤する必要がないので、朝起きたその瞬間から仕事をして、終わればすぐに家庭のことへ切り替えができます。

都心部は特に、通勤に時間をかけていることが多いです。それが必要なくなれば、自由な時間が増えるので、これまでできなかった趣味やスキルアップのための勉強などに費やせます。

職場の人間関係に悩まなくて済む

会社勤めで煩わしく感じられるのが、人間関係。相性の悪い上司がいたり、苦手な同僚がいたりと、少なからず悩んでいる人はいるのではないでしょうか。

在宅ワークなら、必要最低限のコミュニケーションが取れていれば、それ以外の関わりは必要ありません。フリーランスは組織のしがらみもないので、自分の関わるプロジェクト内の関わりだけで済みます。

家事関連費を一部経費にできる

自宅を仕事場にしていると、家賃や光熱費、インターネット回線の使用料などの一部を経費として扱うことができます。生活の場でもあるので、全額を経費にすることはできませんが、「家事按分」として一定の割合を経費計上することになります。

家賃の場合、住むスペースに対して設定された価格に支払いをしているので、働くスペースが全体のどのくらいを占めるかで割合を決めると良いでしょう。光熱費やインターネット回線などの場合は、月あたりどのくらい働いているかを計算して割合を決めると、妥当な数字になります。

ご飯代を安くすませることができる

自宅で仕事をしていれば、昼食を自炊で済ませることができるので、節約になります。会社に通勤していると、コンビニで買ったり、飲食店でランチをしたりといった機会が増え、ランチ代がかさみます。その負担がなくなるのも、在宅ワークの良いところです。

自宅ならではのリフレッシュができる

自宅なら、他に一緒に働いている人もいないので、疲れたときに気軽にリフレッシュができます。ストレッチや体操をしたり、簡単な家事をしたり、ペットと遊んだりなど、会社ではなかなかできないリフレッシュ方法があると思います。それを気の向いたときにできるのは、在宅ワークの強みです。

在宅ワークでフリーランスになるデメリット

メリットがあれば、もちろんデメリットもあります。実際にフリーランスになる前に、デメリットも確認しておきましょう。

仕事とプライベートのメリハリがつきにくい

仕事場と生活の場が同じである分、在宅ワークはオンとオフの切り替えが難しいことがデメリットです。際限なく仕事をしてしまう人もいますし、なかなか集中ができなくて仕事が進まないという人もいます。

オフィスに通勤していれば、場所が変わることで切り替えになりますし、まわりに人がいることでモチベーションも保てます。自宅の中でも、仕事スペースを区切ったり、働く時間もある程度決めたりして、自己管理できるように努めなければなりません。

収入が安定しない可能性

組織を雇用契約を結んでいないフリーランスは、受注する業務の量によって収入が上下する可能性があります。業界の繁忙期や景気、クライアントの業績などに左右され、予定していた仕事がキャンセルや延期になるということも考えられます。

収入の不安定さは、精神的な負担にもなります。仕事が少ない期間が続いたときは特に、大きなストレスになってしまうかもしれません。フリーランスで働くのであれば、その点も覚悟しておく必要があるでしょう。

報酬が少ない案件が多い

フリーランスで受注できる案件は、報酬が低い場合が少なくありません。特にクラウドソーシングの場合、安い価格での募集が目立ちます。十分にスキルや実績を持った人であれば高額案件も受注しやすいですが、未経験者や経験の少ない人の場合は、安くてもコツコツと受注して実績を積む必要があります。

すぐには稼げない可能性があること、稼げるようになるまで時間と努力を要することを理解した上で、フリーランスとして働くかどうかを検討しましょう。

産休・育休が取得できない

将来的に子どもが欲しい方、特に女性にとっては、産休や育休を取得できないことは考慮しておく必要があります。

産休・育休は企業など組織に雇用されている人が利用できる制度なので、フリーランスにはありません。出産や育児で休む場合でも手当などは出ませんので、無給となります。

国民年金については、2019年度から産前産後は免除になりました。この期間は払わなくても、将来の年金額に影響はありません。

これらを考慮して、産前産後、育児中にどのように働くか、どのくらいの蓄えが必要かなどを考えておきましょう。

>>在宅ワークのメリット・デメリットについてさらに詳しく知りたい方はこちら<<

在宅ワークでフリーランスとして働く注意点

会社に守られている会社員と、自分で自分を守らなければならないフリーランスとでは、社会的な立場がやや異なります。どのような点に注意しておくべきか、確認しておきましょう。

社会的信用が低くなる

安定した収入がある会社員に対し、収入が不安定なフリーランスは社会的信用が低いです。特に、フリーランスになって間もない人は収入の実績もないので、クレジットカードの申し込みやローンの申請などが通らない可能性があります。

もしクレジットカードやローンが必要になるのであれば、フリーランスになる前に申し込み・手続き等を済ませておいたほうが安心です。

健康保険・年金の支払いを忘れずに

会社をやめてフリーランスなる場合、国民健康保険と国民年金に自分で加入し、支払い手続きをしなくてはなりません。国民健康保険は、前年の収入に対して保険額が決められるため、会社員としての収入が多かった方は注意が必要です。収入が減ったのに、高額の保険料を支払わなくてはならない場合があります。

国民年金は、収入に関わらず金額は一定です。ただし、会社員が加入する厚生年金は、一部を会社が負担してくれていたのに対し、国民年金は全額を自分で負担します。

フリーランスになると、これらの加入と支出が必要になることを知っておきましょう。

青色申告をするなら開業届を忘れずに

フリーランスなど自分で仕事を受注して働いている人は、毎年の確定申告が必要になります。確定申告は白色申告と青色申告があり、フリーランスで働くなら青色申告の方がおすすめです。控除額が大きくなるので、節税につながります。

軽い気持ちで始めない、まずは副業から始めてみる

会社で十分な実績を積んだから、フリーランスでも働けるのではないかと思われる方もいるかもしれません。たくさんの人がフリーランスで働いているのだから、スキルや資格を取れば簡単に稼げるのでは、というイメージを持っている人もいるでしょう。

ランサーズ社が行った「フリーランス実態調査2018」の調査によると、給与所得以外でのフリーランスや複業のみで算出したフリー年収は平均186万円です。フリーの個人年収に占める比率が平均49%のため、その他本業も合わせた収入は380万程度だとわかります。

国税庁が行った2018年分の「申告所得税標本調査」では、個人事業主のような事業所得者の平均所得金額は417万でした。

同じく国税庁が行った2018年分の「民間給与実態統計調査」では、1年を通じて勤務した給与所得者の年間の平均給与は441万円です。

この結果を見ると、個人事業主の年間平均所得は会社員よりも少ない額だということがわかります。もちろん、高収入を得ている人もいますが、多数派ではないことがわかるのではないでしょうか。

フリーランスは自由度が高く、合っている人にはパフォーマンスを発揮しやすい働き方です。しかし、上記で説明したようなデメリットや注意点もあるので、自己管理が苦手な方などにとっては働きにくいかもしれません。仕事以外に、営業や売り上げなどの管理も必要なので、思っていた以上に時間がない、ということも起こり得ます。

いきなりフリーランスになって問題を抱える前に、まずは本業以外でも仕事ができるのかを試してみましょう。フリーランス向けの在宅ワークが可能な仕事は、複業(副業)でも受注できる場合があります。フリーランスでもスキルが通用するのか、仕事を受注できるのかを確かめて、自信がついてからフリーランスになることをおすすめします。

さいごに

フリーランスという働き方が珍しくなくなり、仕事の種類も以前と比べて様変わりしました。仕事は探す時代から選ぶ時代に変わりつつあり、自分に何ができるのか、何が強みなのかを考えていかなければならないでしょう。

それらを活かしてフリーランスとして働きたいのであれば、組織を辞める前にメリットとリスクをしっかり理解しておくことが重要です。それらを知った上で、自分に合う働き方かどうかを検討してみてはいかがでしょうか。

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