家にいながら働ける「在宅ワーク」ってとっても魅力的な響きですよね!
今回は、そんな在宅ワークのメリット・デメリット、またそれらを踏まえた注意点を詳しくご紹介します!!
在宅ワークとは?
明確な定義はありませんが、一般的に在宅ワークとは、企業と雇用関係を持たずに「個人事業主」として、パソコンやインターネット等のIT機器を活用し、自宅で仕事を行う働き方を指します。
しかし雇用・非雇用問わず、自宅に限らないで好きな場所で働くことを「在宅ワーク」と呼ぶ場合もあります。
また、在宅ワークはリモートワークに含まれる言葉です。
在宅ワークのメリット
ではここから、在宅ワークのメリットについて細かく説明します。
あなたの現在の働き方で、不満に思っていることが解消されるような目からウロコのメリットが見つかるかも!?
時間が比較的自由に使え、自分のペースで働ける
都合のいい時間に自分のペースで働けるのは大きいメリットです。
会社のように就業時間にも縛られず、雇用契約を結んで働いている正社員に比べて融通が利きます。
また通勤時間がないので、自由に使える絶対時間が増え、プライベートにあてることができます。家族と過ごすも、趣味にいそしむも自由です。
女性の場合、人によってはメイクをする必要がなくなり、その時間も削減できるという人もちらほら。
とはいえ成果報酬型で業務を請け負う場合は、納期があります。
好きなときに好きな時間だけ働けば良い、というほど無制限に自由でないことは抑えておきましょう。
コストを削減できる
在宅ワークを実施すればオフィス環境のコストがかからなくなるので、経営者サイドでコスト削減できるのは想像しやすいでしょう。
しかし、実は個人レベルで見てもスーツを着るケースが減って衣服代が減ったり、通勤にかかる交通費を抑えられたり、仕事後の食費・交際費を抑えられます。
もちろん個人差はあるでしょうが、そのような必要経費が抑えられる可能性は大いにありますね。
集中して業務に臨める
自宅という自分の落ち着く個人的なスペースで勤務できるので、リラックスした環境で働くことで自然と集中して業務に臨めます。
会議やミーティングが短い
在宅ワークであれば、会議やミーティングはオンラインチャットで行うため必要最小限で済みます。
会社で勤務していて、意味が薄く時間だけがかかる会議にウンザリしたことのある方も、そんな悩みから解放されます。
得意な業務の特化・選択で専門性を高められる
仕事の職種を自由に選べるのも非常に大きい魅力です。
また、現段階で所持しているスキルを特化してより磨きたい方にもうってつけでしょう。
もちろん納期さえ守れば同時にいくつの仕事を受けるかどうかも自由なので、複数の仕事を組み合わせることも可能です。
達成感がある
在宅ワークは注文から納品まで全てを1人で行うため責任が伴う反面、成果がわかりやすいのでやり遂げたときの達成感は大きいです。
独力で頑張っていることにやりがいを感じる人にはもってこいですね。
人間関係に気をつかわない
対面でのコミュニケーションが減り、人とやりとりをする際もメールやチャットツールなどがほとんどです。
在宅ワークなら、オフィスで働いていると避けられない対人関係のストレスは減ります。
仮に正社員として仕事をしている際でも、在宅での勤務時は終業時間に上司に一報入れるだけ、といったケースもよくあります。
在宅ワークのデメリット
魅力の多い在宅ワークですが、当然メリットがあればデメリットもあります。
デメリットもしっかり理解しておくことは重要でしょう。メリットもそうですが、デメリットは捉え方によってはメリットにもなりうるので、必ずしも悪いこととは限らないケースも。
報酬が少ない
人によって異なりますが、報酬が少ない傾向にあります。
また、思うような単価の案件を必ず受けれられるとは限らず、収入が安定しません。
成果報酬型の場合、5,000円の案件を5時間でこなせば時給換算で1,000円、2時間でこなせば2,500円となります。そのため、高給取りになれるかは個々のスキルに依存するといえますね。
労働時間の自己管理
自由の代償としての自己管理は必須になります。
自己管理が苦手で、出勤の拘束力がないと早く起きるのが苦手な人には大変かもしれません。
また、会社員のように上から仕事が割り当てられるわけではないので、自分から仕事を探さないと収入はゼロです。
中長期的な計画を立てることを意識しましょう。
働きすぎてしまう
自己管理不足で派生してよくあるのが働きすぎです。
好きな時間に働ける分、ダラダラと作業をしてしまったり、納品物のクオリティ向上のため深夜まで働くケースも少なくありません。
健康の側面からも勤務時間をこまめにチェックする、何時から何時までと決めておくなどの自己管理は大切ですね。
責任の重圧
一人で仕事を最初から最後までこなすので、責任の重圧に襲われることもあるでしょう。
例外的にWebサイト制作や開発などの案件は、チームに組み込まれてチームプレーで働くこともあるかもしれませんが、基本的には営業、経理、納品まで全てがあなた一人の裁量で行うことになります。個人プレーに抵抗がない人でないと、この責任感をきつく感じることも。
頼れる人が少ない
一人で仕事をするので当然ですが、困ったときに周囲に頼りにくいというデメリットもあります。
大手の仲介サービス会社はサポートセンターを設けていることもあるものの、わからないことがあったとき依頼元に連絡しても、すぐ返事が来るとは限りません。
モチベーションの維持がむずかしい
一緒に働く同僚がいないので、つらいときに励まし合ったりできず、人によってはモチベーションの維持が難しいです。
同じ在宅ワーカーでコミュニティを形成したり、自分自身で定期的に目標を設定しつつ在宅ワークに望んでやる気を保てるようにしましょう。
慢性的な運動不足になりやすい
家から1歩も出ずに過ごせることが災いして、運動不足になることが少なくありません。
1日10分でもいいので継続的な運動をしたり、浮いた通勤時間分でランニングや筋トレなどをする時間に充ててみてはいかがでしょうか。
在宅ワークの注意点
それでは次に、在宅ワークのメリット・デメリットを踏まえた注意点についてご紹介します!
これに気をつければ、明日からでも在宅ワークを始めることも可能です!!
家族の了承
在宅ワークである以上、勤務場所は自宅になります。同じ家で生活する家族やパートナーには、事前に在宅での仕事をすることを断っておきましょう。
家族の了承を得ないまま在宅ワークをはじめてトラブルになるケースもあるので、しっかり意思を伝えると良いですね。
勤務環境の整備
インターネット回線が通っていないと仕事ができないので、作業スペースやPC、通信環境は自費で用意する必要があります。雇用契約のように会社が機材を配布してくれることはありません。
初期投資のコストはしっかり準備しておきましょう。
情報収集
一人でいると、思考が偏ったり凝り固まりがちです。
そうならないためには、常に新しい情報を積極的に知る姿勢が重要になってきます。
インプットのための読書や、同じように働くコミュニティへの参加などを通して、情報収集を怠らないのが賢明です。
得意分野の明確化・理解
在宅ワークで新しいスキルを身に着けたい人もいるでしょうが、最初は自分の得意な分野を明確にすることも大事です。なぜなら、それがクライアントに対してのアピールポイントになるからです。
キャリアプランに合わせて自分をうまく売り込む術も研究できると理想ですね。
依頼元の確認(インチキ内職に注意)
クライアント元がきちんとした企業かどうかも注意が必要です。
インターネットが普及し始めた当初はインチキ内職といい、「ラクして稼げる」のような誘い文句で高額商材を買わせる詐欺まがいの事例も多くありました。厚生労働省も「インチキ内職に気をつけて!」と、注意を促しています。
「紹介料」「仲介料金」「口座登録料」のような単語がでてきたり、連絡が途絶えがちであったりするなら、存在する企業かどうかも含めて確認するのがよいでしょう。
継続案件のチョイス
在宅ワークは、単発で終わるスポットの案件が多いです。それこそが在宅ワーク発注者側のメリットではあるのですが、あなたが在宅ワーカーなら生活の安定性を考えたときには継続案件を探すのがよいですね。
また、特定のクライアントの案件しか受けていない場合、急に案件がなくなった際にリスクが大きいので、複数のクライアントの案件を持ってリスクを分散しておくのも、生活を安定させるために重要です。
時間配分・設計
在宅ワークだけで生活する場合は問題ないのですが、家事や育児の合間に在宅ワークをする場合、1日や1週間の内、何時間くらい時間を割けるかはしっかり確認しておきましょう。
案件に対して割ける時間が少ないと、デメリットで述べたように睡眠時間を削ってやりくりすることになる恐れも…!?
また、報酬支払いのタイミングも考慮しないと、振り込みがない月が発生することもあります。
手元のキャッシュをみてやりくりしたいですね。無理のない計画はもちろん、案件がない時間をスキルアップに費やし、無駄な時間を減らすことも重要です!
報酬・単価(時給計算)の確認
集中していると、時間を忘れることってありますよね。
しかし在宅ワークではきちんと時計を見つつ仕事に取り組む必要があります。長時間働いたからといって残業代が出るわけではありません。
成果報酬制の場合は特に時間を忘れがちなので、心配になったら単価を時給に換算して労働時間と収益のバランスを考え、割に合わないのであれば仕事を変えることも検討しましょう。
オンとオフの切り替え
作業に没頭していると、ついつい労働時間が伸びがちです。
しかし、そもそも在宅ワークを選ぶのは家族との時間など他に大事にしたいものがある人が多いです。
適切な労働量を判断し、オンとオフをしっかりと区切った方が長続きします。
納期の遵守
クライアントと対面のコミュニケーションがないため、相手に少しでも信頼してもらうため締め切りは確実に守りましょう。
また、たとえ厳しいとしても事前に連絡をするなど、社会人として守るべき部分を守ることで、継続的な関係も期待できます。
確定申告、社会保険の支払い
個人事業主として在宅ワークで収入を得ている場合、確定申告を忘れずに行う必要があります。
また、社会保険に関しても自分で管理して支払い作業を行わなければいけません。
>>確定申告についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください<<
主収入とするか否か
在宅ワークのみで生計を立てるためにガッツリ働くか、夫の収入や本業などの主収入がある状態で在宅ワークを小銭稼ぎとして気軽に働くかで選ぶ在宅ワークの種類も大きく変わってきます。
ガッツリ働く
スキルを要しており専門性の高いもの、外回りやチームのリーダーになるもの
(Webサイト制作、DTPなど)
気軽に働く
特別なスキルがいらないもの、納品までの期間が長いもの、短期集中でできる簡単なもの
(簡単なライティング、内職系など)
副業としての在宅ワーク
雇用契約を結んで正社員として勤務していても、データ入力のような簡単な仕事なら休日のスキマ時間で始めることができます。
ただし副業を禁止している企業も多いので、副業については事前にしっかり調べておきましょう。
データから見る在宅ワーク
株式会社アイドマ・ホールディングスによる「在宅ワークに関する実態調査」によると、育児や家事、夫の転勤を理由として在宅ワークを始める人が多いそうです。
また、在宅ワークの「今までとの働き方」との違いとして「通勤時間から解放されストレスフリーになる」ことや「体調に合わせて働ける」ことが上位にあがっています。
これらは間違いなく在宅ワークのメリットであるといえるでしょう。
さいごに
さて、在宅ワークのメリット・デメリット、注意点はいかがだったでしょうか。
例えば在宅ワークの特徴である「時間を自由に使えて自分のペースで働けること」も、仕事に対して能動的でやる気があったり主体的にキャリアプランを考えたい人にはメリットになるし、仕事に対して受動的で生活のためにしなければいけないことだと捉え、ノルマを淡々とこなせばいいと思ってる人にはデメリットになります。
在宅ワークを検討している方は、自分の考え方がメリットの内容に近いか、デメリットの内容に近いかで判断するのも一つの手段でしょう。
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