最近、「クラウドソーシング」という言葉をよく耳にする人も多いのではないでしょうか。
今回は、学生や主婦の方、そして会社員のアナタまで誰もが気軽に挑戦できて稼ぐ手段になりえる「クラウドソーシング」について解説いたします!
2019年10月から消費税が10%になり、ますます家計が苦しくなってきた今だからこそ、クラウドソーシングを利用して少しでも収入は増やしてみませんか?
クラウドソーシングとは?
そもそも「クラウドソーシング」という言葉の意味をご存知でしょうか。
クラウドソーシングとは、「インターネットを介して不特定多数の人たちに業務を委託すること」を言います。
そんなクラウドソーシングの詳しい意味や仕組み、仕事の方式などについて解説していきます!
クラウドソーシングの意味
さて、クラウドソーシングという言葉が公に初めて用いられたのは、2006年6月です。
アメリカの雑誌「WIRED」の編集者であるジェフ・ハウ氏が、同誌にて「科学課題解決コミュニティーサイト」や「写真素材提供サイト」などがビジネスや研究開発に多くの影響を与えていることを紹介し、群衆(crowd)に委託をする(sourcing)ようなこの現象を「クラウドソーシング」と名付けたのです。
似ている語句として業務を社外の特定の相手に委託する「アウトソーシング」がありますが、クラウドソーシングは業務を不特定の相手に委託するという点が異なります。
また、委託する相手が不特定になっただけで業務を外部に委託するという本質の部分は変わらないので、クラウドソーシングはアウトソーシングの中の一形態や例外だと捉えることも多いです。
実際にR&D、プログラミング、デザイン、音楽等、様々な分野で活用されており、知的労働力(コンテンツや知恵)を安い価格で調達する方法として注目されています。
ちなみに同じ「クラウド」でも、インターネットなどのコンピュータネットワークを経由して、データやソフトウェアを必要に応じて利用者に提供するサービス「クラウドサービス」のクラウドは雲を意味するcloudなので、「クラウドソーシング」のcrowdとは意味が異なります。
クラウドソーシングの歴史
従来、企業は専門性の高い人材を雇用することで、ビジネスや研究開発での優位性を維持してきました。
ただし専門性が高まれば高まるほど、ハイレベル人材確保の困難やコストの増加という課題も生じます。
そこで、業務を切り出し外部に委託するアウトソーシングという考え方が広がりました。
しかしアウトソーシングであっても、特定の人材への発注となる点で本来カットしたいコストを十分に削減できなかったり、スキルのミスマッチが発生したりするケースも多く存在しました。
そんな外注の問題解決の糸口となったのがインターネットの普及です。
インターネットを活用して不特定多数の相手に業務を委託するクラウドソーシングが誕生しました。
このように、雇用や外注の方法にいくつかの課題があったアウトソーシングの課題を解決できるものとしてクラウドソーシングが普及するようになったと言えます。
クラウドソーシングの将来性
クラウドソーシングは、地方に在住している人でもインターネットを介して都市部の仕事を受注することが可能になるため、今までよりも個人のライフスタイルに合わせた働き方を実現できる新しい手段と言えます。
企業にとっても不特定多数の個人に仕事を依頼できるため、工数が多い仕事を複数人に依頼することで素早く業務を完了させられたり、全工程を1人に集中させず分散させることでリスクを回避できたりと、様々なメリットがあります。
また、現在クラウドソーシングの市場規模も拡大中で、矢野経済研究所によるとますますマーケットが大きくなっていくと予想されています。
しかし、クラウドソーシングは歴史が浅い分、課題がまだたくさんある発展途上のサービスでもあります。
どうしても発注者側が優位な立場になりがちなので、受注者が買い叩かれるケースはよくあります。それを防いで健全な環境を作る責任は、両者をつなぐマッチングサービス運営側にもあるでしょう。
発注者、受注者、サービス運営の三方良しが今後の理想ですね。
クラウドソーシングの仕組み
クラウドソーシングには円滑にサービスや契約を進めるための仕組みが2つあります。
手数料
手数料は、クラウドソーシングサービスを利用して契約が成立した際に、一定の割合でサービス管理会社に収めるお金です。
中には、手数料が発生しないクラウドソーシングサイトもあれば、発注者側に手数料が発生するクラウドソーシングサイトもあります。しかし、基本的には受注者側に手数料が発生すると考えてよいでしょう。
直接仕事を探せるフリーランスの方であれば煩わしく感じるかもしれませんが、言ってみれば「保険」です。
クラウドソーシングは委託された業務の成果物を収めることで、後から報酬がもらえる成果報酬制です。
成果物を収めたのに報酬が振り込まれないリスクを回避するためにも、個人で働く場合の手数料は必要経費と考えてみるとよいでしょう。
エスクロー
エスクローは「仮払い」と訳され、発注者が事前に報酬を払えることを示すためにクラウドソーシングサイトに担保として一部代金を支払うことです。
代金を払ったのに商品が届かない、商品を送ったのに代金が支払われない、といったトラブルを防止するための仕組みです。
発注者は仕事の報酬を支払う意思があることや自身の信頼性を示せますね。
仕事の種類
クラウドソーシングには、以下のような種類の仕事があります。
- データ入力
- アンケートモニター
- デザイン
- 動画・音楽編集
- 翻訳
- IT・開発
etc…
クラウドソーシングの種類については、在宅ワークの種類と被る部分が多いです。
以下の記事ではもっと多くの種類を網羅しているので、興味のある方はぜひご覧ください!
>>在宅ワークのおすすめ種類一覧<<
仕事の依頼形式
クラウドソーシングの仕事には、大きく分けて3つの形式があります。
タスク式
タスク式とは、発注者が大勢に向けて募集をするタイプの依頼のことを言います。
仕事を受ける側も特別な資格はいらず、制限時間内に成果物をこなせば一定時間後に仕事が評価され、問題がなければ報酬がもらえる仕組みになっています。
シール貼りや文字起こしなどの簡単にできる案件で、このタスク式が採用される傾向にあります。
プロジェクト式
プロジェクト式とは、受注者と発注者が個別に契約をしてから進めるタイプの依頼のことを言います。
契約を結ぶ際に納期などのスケジュールもしっかり組んで行うため、タスク式よりは高収入なケースが多いです。
信頼関係を築くことができたら、継続案件に繋がる可能性もあります。
コンペ式
コンペ式とは、仕事を受注したい人が発注者の依頼内容に沿ったものを期限までに提出し、採用された場合に報酬を得ることができる形式です。
キャッチコピーや企業ロゴのデザインなどで用いられることが多く、自信がある人には良いですが、採用されなければ考えた時間は水の泡となります。
ある程度クラウドソーシングを利用して、慣れてから挑戦することをおすすめします。
※もともとの語源からは、「不特定多数に依頼」をしているタスク式だけが本来のクラウドソーシングですが、実状としてプロジェクト式やコンペ式の案件も多く存在するため、これらすべての種類の依頼が一般的にクラウドソーシングとして扱われます。
クラウドソーシングのメリット・デメリット
それでは、クラウドソーシングのメリット・デメリットを見ていきましょう!
発注者側のメリット
- 低コストかつスピーディーに仕事を依頼できる
- 夜間や土日祝にも作業を進行してもらえる
- 自社にない専門知識やスキルを活用できる
- 組織の簡易化、スリム化を図れる
- 社員のワークライフバランスを確保できる
低コストかつスピーディなのはクラウドソーシングの特徴なので言うまでもないかと思います。
しかしクラウドソーシングの利用者の多くは、複業として仕事を受注している方のため、本業が終わった夜の時間帯や、休日の土日祝日に作業を進行してもらえることはクラウドソーシングならではのメリットではないでしょうか。
資金力に不安があるスタートアップから組織の過度な肥大化を回避したい大企業まで、クラウドソーシングは幅広い層にメリットがありますね。
発注者側のデメリット
- 社内人材の成長機会を損失する可能性がある
- 成果物のクオリティが保証されない
- 音信不通になるリスクがある
- 自社ノウハウが流出するリスクがある
成果物のクオリティや音信不通になる課題に関しては、特定の一人に委託するのではなく、複数人に委託することでリスクを減らすことができます。中長期的に見たらそこまでのデメリットではありません。
ただし自社ノウハウの漏洩はしっかり秘密保持契約を締結したりすることで、情報漏洩の対策を徹底しましょう。
受注者側のメリット
- 自身の都合に合わせた働き方ができる
- 主婦や学生でも始められる
- 複業・副業としても始めやすい
- 営業活動があまりいらない
- 会議や打ち合わせが最小限
働き手からしてみれば、自分の好きな時間に自宅や近所のカフェなど好きな場所で働けることはとても大きいメリットです。
社会人の複業としても、学生や主婦のアルバイトとしても始めやすいですね。
また、育児や介護などのライフスタイルや、プライベートが忙しい時期は受ける案件を減らすことで、仕事の受注量を調節できることも大きなメリットと言えるでしょう。
受注者側のデメリット
- 収入が不安定になりがちである
- 経理作業も独力で行う必要がある
- 社会的に信用を得られにくい
- クライアントと連絡が取りづらく、意思疎通が難しい
クラウドソーシングだけでは安定した収入が得にくいと言えるでしょう。
単価が低く、業務委託の性質上買い叩かれることも多いので、提示された金額を時給単価に換算した際に業務内容や業務量に見合ってないと感じた場合は断ることも大事です。
また、社会的信用を得づらく融資の限度額が低く設定されたり、発注者の素性がわからない場合は成果物を収めたのに報酬が支払われないといったリスクもあります。
クラウドソーシングで心がけること
ではクラウドソーシングを利用していく上で、何が重要なのでしょうか。
発注者側と受注者側の双方の視点で心がけると良いことを紹介します!どれもベースは「信頼性」です!
クラウドソーシングで心がけること(発注者側)
- 先に予算提示をして、無理な価格の引き下げをしない
- 受注者への連絡・支払いは迅速に
- 直接の取引はせず、クラウドソーシングサイトを介してやり取りする
基本的に発注者と受注者では、発注者の方が立場が強くなるものです。
だからこそ、業務をおこなう側の受注者を思いやってやりとりをしましょう。
また、意外とトラブルになりがちなのがクラウドソーシングサイトを介さないやりとりです。
たしかにスピード感は向上するかもしれませんが、予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
クラウドソーシングで心がけること(受注者側)
- 不可能なスケジュールを提示しない
- 納期をきちんと守る
- 連絡はこまめに行う、スピード命
- 継続して働きたいなら単価交渉は定期的に
- 高単価すぎたり依頼内容が不明瞭な案件は受けない
受注者側は、何より誠意を見せて仕事に臨むことが重要です。その誠意のあらわれとして、上に掲げたような項目を意識しましょう。
一度でも納期を守らないと、発注者は今後もあなたが期限を守らないと思ってしまい、継続案件の機会を失ってしまう可能性があります。
たとえ納期を守れないとしても、間に合わないことが判明した時点で一報をいれて、いつまでに納品できるのかをきちんと伝えましょう。
クラウドソーシングの流れ
それでは、クラウドソーシングの細かい流れを紹介していきます。
一連の流れ全てをインターネットで完結できる点がよいですね!
発注の流れ
- クラウドソーシングサイトへの登録
- 依頼したい業務の公募
- 応募者からの見積もりの比較・検討→決定(報酬を事前に確定していない場合)
- クラウドソーシングサイトへの業務代金の仮払い
- 成果物の検収(不備があれば修正を依頼するケースあり)
- 検収完了後、クラウドソーシングサイトから受注者へ支払い
- 受注者、発注者の相互評価
受注の流れ
- クラウドソーシングサイトへの登録
- 自分のしたい業務の検討→決定
- 業務の受注
- 期限内の納品
- 代金の請求・確認
クラウドソーシングの流れは、このようになっています。
ちなみに発注者と受注者のコミュニケーションのとり方は案件によって様々です。
オススメのクラウドソーシングサイト
では、ここからおすすめのクラウドソーシングサイトに移ります!
まずは扱う職種が多い総合系、その後に特定の職種のみを募集している特化系を紹介します。
なお手数料については各サービスで異なるので、利用する際はご自身で確認してみてください。
総合系
初心者にオススメなのが、総合系のクラウドソーシングサイト。
とにかくたくさんの種類の仕事があることが特徴です!
クラウドワークス
クラウドワークスは、東証マザーズにも上場している株式会社クラウドワークスが運営しています。
ユーザー数は業界トップクラスの300万人超で、仕事のジャンルも200種超の大手クラウドソーシングサイトです。
プロフィールさえ記入すればオススメの仕事を紹介してくれたり、月2回振り込みがあったり、発注者と受注者の相互評価システムがあったりとサポート体制もバッチリです。
ランサーズ
ランサーズもクラウドワークスと双璧をなすクラウドソーシングの大手サイトです。
35万人を超える登録者がいて、取り扱う職種も幅広いので、こちらも迷ったらとりあえず登録しておきたい一社です。
Yahooクラウドソーシング
こちらはYahoo!が運営するクラウドソーシングサイトで、報酬がTポイントで支払われます。
他のクラウドソーシングサイトを横断的にチェックできるので、案件の比較をしたい方にもオススメです。
Craudia(クラウディア)
クラウディアも、会員数が100万人以上を誇る総合系の大手クラウドソーシングサイトです。
Crowd(クラウド)
クラウドは、記事作成やレビュー、写真撮影などのお仕事を探せるクラウドソーシングサイトです。
Workshift(ワークシフト)
ワークシフトは日本初の総合型グローバル仕事マッチングサービスです。
そのため世界210カ国も登録者がいて、国際色の強い案件が多いです。
JOBHUB(ジョブハブ)
ジョブハブは、大手人材会社のパソナグループが運営している総合系のクラウドソーシングサイトです。
安心感が違いますね!
Jobuni(ジョブユニ)
ジョブユニは、学生と企業をマッチングさせることを目的としたサイトです。
学生の方であればぜひ登録してみてください。
TALENT(タレント)
タレントは、在宅での働き方を提案しているサイトです。
ライティングを中心に才能を活かせる案件が掲載されています。
総合系(簡易版)
次に紹介するのは、簡易版のクラウドソーシングサイトです。
気軽な案件がたくさんあるのが魅力です。
ココナラ
ココナラは、知識・経験・スキルを売り買いできるサイトです。
500円から売り買いができ、アイデア次第でなんでもサービスになりうるところが魅力ですね。
また、ユーザー数は100万人を超えています。
スキルクラウド
スキルクラウドも、ココナラと同様でスキルの売り買いができるサイトです。
相談やスキルを無料で教えるということもできるので、自分の現在の立ち位置を確認することにも使えるでしょう。
Bizseek
ビズシークの特徴は、システム使用料が業界最安値だということです。比較的仕事の依頼もアクティブです。
Shinobiマイクロタスク
Shinobiマイクロタスクは、アンケート回答やテキスト入力を始めとした、簡単な仕事が多く掲載されています。
総合系(主婦・主夫向け)
クラウドソーシングを利用している人の中でも、主婦・主夫の人は多くいます。こういった主婦・主夫を対象としたクラウドソーシングサイトをご紹介します。
案件の種類は豊富で、総合系と言えるでしょう。
Shufti
シュフティは、主婦・主夫を対象にした案件が豊富に掲載されています。
主婦・主夫が対象ということで、在宅向けの案件が多いのもいいですね。
ママワークス
ママワークスは、子供がいるママでも働きやすいお仕事を中心に取り扱っているクラウドソーシングサイトです。
コラムや動画などで情報発信もしてくれるので利用しやすいですね。
特化系(ライティング)
ここからは、特定の仕事のみを紹介する特化系のサイトを紹介します。
まずはライティングから。
Shinobiライティング
Shinobiライティングは、ライターに特化しているので、とにかく文字を書きたい人におすすめです。
ライティングの仕事しかないので案件を探すのがラクですね。
また、ライティングにしては単価の高い案件もあります。
サグーワークス
サグーワークスもライティングに特化しています。
一定のスキルを持つ人は「プラチナライター」として認定されるので、ライターとして本気で稼ぎたい方はぜひ目指してみてはいかがでしょうか。
SAGOJO
サゴジョウは、ライティングの中でも旅に関する内容に特化したサイトです。
旅人として無料で旅行にいき、地域でボランティアをしつつライターの仕事をするような案件もあります。
REPO
ルポは、ライティングをしたら現金での還元が毎週受けられます。
千円単位での換金が可能なのでこまめに稼ぎやすいです。
ポチタマライター
ポチタマライターは、犬・猫専門のライティングです。
愛犬や愛猫についての文章を書いてお金をもらえたら一石二鳥ですね。
東京反訳
東京反訳も、高品質な文字起こしやライティングの依頼ができます。
東京反訳のライターになるためにはライターとしての経験が持っている、もしくはしっかりと勉強をする必要があります。
なお、ライターの求人は1~2ヶ月ごとに募集をしています。
KnowledgeLinks
ナレッジ・リンクスでは、高い専門性を活かしたライターがおり、スキルを認定してもらえればライターになれます。
YOSCA
ヨスカは、プロのライターが記事作成を代行してくれます。
腕に自信があればライター登録をしてみてはいかがでしょうか。
特化系(デザイン)
次は特化系のデザイン関連です。サイトによって規模感が違います。
ジュハッチュー
ジュハッチューは、クリエイティブ特化型のクラウドソーシングサイトです。
99designs
99デザインズは、グローバル規模のデザイン系クラウドソーシングサイトです。世界一のデザインサイトと称されています。
海外ならではのおしゃれなデザインが探せます。また、世界に向けてデザインを発信することも可能です。
Panda Graphics
パンダグラフィックスは、イラスト制作のクラウドソーシングサイトです。
大手ゲーム会社のデザインなども担当しており、ゲームイラストに強いですね。
Crowdgate
クラウドゲートは、ゲーム制作に必要なグラフィックなどを専門に扱っています。
CREADS
CREADSは、クリエイター向けのグラフィックなどを扱っており、海外で運営されているためグローバルに働けます。
MUGENUP
ムゲンアップは、2D/3Dクリエイターのどちらも目指すことができます。
3DCGデザインに興味があるならぜひおすすめです!
SKIMA
スキマは、クリエイターと個人を繋げるコミッションサービスです。
イラストを個人に頼む「コミッション」という海外の文化を日本にも広めるべく活動しています。
ロゴjpコンクール
ロゴjpコンクールでは、文字通りロゴデザインのコンペを行っているため、コンペ形式でロゴ作成を依頼したい場合にオススメです!
skillots
スキロッツは、「ファーストデザイン」というサービスの後身で、スキルを持つ人がたくさん集まっているクラウドソーシングサイトです。
2006年からサービスを開始しているので、かなりの古株と言えます。
特化系(写真素材)
次はストックフォトサービスという、写真素材を提供するサービスを紹介します。
PIXTA
ピクスタは素材サイトの一つです。
日本人素材が多く、素材の購入も定額制での購入と素材単体での購入のどちらかを選べます。
iStockphoto
iStockphotoはストックフォトサービスの一角を担う海外のサイトです。
広告や出版、ニュースとしての素材にもよく採用される大手サイトとなります。
Snapmart
スナップマートは、おしゃれな画像を探している人にオススメのサービスです。
インスタ映えする写真もたくさんあります。
amanaimages PLUS
ストックフォトサービスを運営する株式会社アマナの、クラウドソーシング版のサイトがこちら。
写真素材専門の会社が運営している安心感があります。
Photolibrary
こちらは料理・家族・女性の写真に強いフォトライブラリー。
シンプルな作りなので素材を探しやすいです。
Adobe Stock
アドビストックは旧「fotolia(フォリティア)」でしたが、2019年の11月5日から完全移行しました。
Adobeとの互換性は嬉しいですね。
123RF
123RFには1億枚以上の写真があり、こちらも世界トップクラスのストックフォトサービスです。
GAFAの企業もサービスを利用しているほどです。
特化系(動画制作関連)
動画制作もクラウドソーシングで人気のジャンルです。
Viibar
ビーバーは、動画クリエイター保有数が国内最大規模のクラウドソーシングサービスです。
センスのいい動画が探せること間違いありません。
Crevo
クレボは有名な動画系のクラウドソーシングサイトです。
有名なCMを作成も携わっていたり、アニメにも強いのが魅力です。
izmarker
イーズメーカーも、映像制作を支援する新しいサービスです。
映像・音の制作なら「izmakerジョブスタジアム」、動画素材であれば「File Market」といったように複数のクラウドソーシングサイトがあるので、横断的な活用も手です。
Voip!
ボイプは声優に特化したクラウドソーシングサイトで、オンラインで都合のいい案件にのみ参加することも可能です。
特化系(システム開発)
システム開発は、クラウドソーシングの中でも高単価の案件が多いです。
AssignNavi
アサインナビは、IT案件専門のクラウドソーシングサイトです。
ITの外注の需要は高いので人気があります。
ファーストシステム
ファーストシステムは、「ファーストフードのようにすばやく、気軽に、簡単にシステムを注文できる」という思いが込められたクラウドソーシングサイトです。
スピーディーな取引が可能です。
TEAM WORKERS
「サイト運営専門の玄人ソーシングサービス」を謳うチームワーカーズ。
現在はサービスを一時停止していますが、Web制作会社とWebコンサル業務をまとめて行ってくれるのが魅力です。
特化系(プロダクトデザイン)
プロダクトデザインのクラウドソーシングでは、自分のアイデアを形にできる可能性があります。
Wemake
Wemakeは、企画を求める企業がスキルを持った個人にアイデアを出してもらい、今までにない新商品や新規事業を生み出すプラットフォームです。
事業化検討を前提にした案件ばかりで大手からの案件も多く、手応えのあるものが多いでしょう。
Skets
スケッツは、アイデアの共創を掲げるクラウドソーシングサイトです。
Wemakeのように大手企業が事業化するような規模の案件があります。
Blabo!
ブラボ!もアイデアを共創するクラウドソーシングサイトですが、他のサイトよりも気軽に意見をやりとりできます。
あなたの思いついたアイデアが、店頭に並ぶお菓子や飲料などの形になる可能性があると思うとワクワクしますね!
特化系(ユーザーテスト)
ユーザーテストは、サービスを利用して感想やフィードバックを提出するだけなので気軽に取り組めます。
UIscope
UIスコープは、ユーザーが実際にアプリなどのサービスを使う際に感じていることを知りたい企業と、サービスを使用して感想を伝える人をマッチングさせるクラウドソーシングです。
Testera
第三者によってプロジェクトの動作検証を依頼できるテステラ。
客観的な使用感や、内部では気づけない課題を発見できるかもしれません。
特化系(翻訳)
翻訳は、クラウドソーシングで語学力を活かしたい人にピッタリです。
Gengo
Gengoは翻訳専門のクラウドソーシングサービスです。
世界中の大手企業が翻訳を依頼しており、135カ国以上の言語に24時間対応しています。
Conyac
世界中にいる8万人の会員が業務をサポートしてくれるコニャック。
翻訳以外のプログラミングやデザインの依頼も可能です。
Crowdhonyaku
クラウドホンヤクは、ITやマーケティングに強い翻訳サービスです。
必要なときに、必要なだけ業務を発注できます。
特化系(営業・宣伝)
コミュニケーションを取ることが得意なら、クラウドソーシングで営業をする選択肢もあります。
kakutoku
カクトクは、営業特化型のクラウドソーシングサービスです。
営業支援という分野までクラウドソーシングが進出していて時代の進歩を感じます。
Draft
ドラフトはネット広告運用専門のクラウドソーシングサイトで、中小企業のWebマーケティングを支える心強い味方です。
特化系(相談・スポットコンサル)
スポットコンサルは、空き時間に自分の知識、知見からビジネス上の課題についてアドバイスをするクラウドソーシングです。
ビザスク
ビザスクは、スポットコンサルサービスで最大級の規模を誇ります。
メディアにも多く取り上げられ、1時間の電話という気軽な単位から依頼ができます。
Bizlink
ビズリンクは、専門知識を持った受注者が企業をサポートする、ハイエンド型のクラウドソーシングサービスになっています。
自身のレベルに応じて、常駐エキスパート→トップエキスパート→Bizlinkerとステップアップできることも魅力の一つです。
SHARES
シェアーズは、士業界のスポットコンサルに特化したサービスです。
公認会計士や弁護士、司法書士などの資格を持っている人はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
特化系(家事代行)
クラウドソーシングを通して、家事代行をすることも可能です。
ANYTIMES
エニタイムズは、家の掃除やペットの世話などのちょっとした用事を依頼したい人と、空いた時間で仕事をしたい人をつなげるスキルシェアのクラウドソーシングサイトです。
タスカジ
タスカジもハウスキーパーを探すサイトで、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県に対応しています。
Casy
カジーは家事代行サイトですが、掃除の他に料理の案件もあります。
業界最安値水準で、お掃除であれば最短三時間前まで予約が可能です。
特化系(建築)
建築のスキルがあれば、建築専門のクラウドソーシングサイトで案件を探しましょう。
STUDIOUNBUILD
スタジオアンビルドは、建築デザイン専門のクラウドソーシングサイトです。
土地に合う設計プランの作成からリフォームデザインの変更まで、幅広い依頼があります。
ツクリンク
ツクリンクも建築特化のサイトで、3万5千社以上の元請会社や協力会社が登録しています。
案件の募集も日々更新されています。
Cloud Design
クラウドデザインも建築特化のサイトです。建築業界の「新しい働き方」を推奨、提供しています。
手数料が10%と安いのがいいですね。
職人館
職人館は職人の技術を身近に感じられるクラウドソーシングサイトです。
リフォームやクリーニング、畳の張替え、庭仕事尾などの依頼ができますよ。
特化系(その他)
上記の分類以外にも、面白いクラウドソーシングサイトはたくさんあります。
珍しいもの揃いですよ。
Cloudcasting
クラウドキャスティングは、あらゆるキャスティング業務をクラウドソーシングで行えるサービスです。
モデル、インフルエンサー、パフォーマーなどをやっている人は、キャスト登録しておくと案件に応募できます。また、企業からオファーを受ける可能性もあります。
merryBiz
メリービズは、バーチャル経理アシスタントのサービスです。
経理業務をオンライン化することでコストカットが期待できますね。
nutte
ヌッテは、裁縫専門のクラウドソーシングサイトです。
ハンドメイドで作り手がわかれば、一層そのアイテムに愛着が湧くでしょう。
サービスが終了してしまったクラウドソーシングサイト
さて、ここからは残念ながらサービス終了してしまったクラウドソーシングサイトをご紹介します。
サービスを終了したところもあれば、他サイトに吸収されたサービスもあります。
この数を見ていただければ、クラウドソーシングサービスが日々進化していることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
- TOPLANCER(総合系)
- Casterbiz
- コンテンツパーク(総合系)
- Women&crowd(主婦系)
- PVモンスター(ライティング系)
- CREAMi(デザイン系)
- designclue(デザイン系)
- クラウドゲート(デザイン系)
- クリエイターズシップ(デザイン系)
- nanapiワークス(デザイン系)
- コンテンツパーク(デザイン系)
- クリコン(デザイン系)
- クリ博オンラインワーク(デザイン系)
- アフロッチ(写真素材系)
- Startuplab(システム開発系)
- DMM.makeクラウドソーシング(プロダクトデザイン系)
- COLORFUL BOARD(プロダクトデザイン系)
- TESLAB(ユーザテスト系)
- SKET(資料作成代行系)
- SynCro(営業代行系)
- おすすめトマト(営業代行系)
- Cloud Agent
- CrowdSales
- 改善市場(スポットコンサル)
- レッドロック(アイデア・共創)
- Venrii(家事代行系)
- TAX RABBIT(税理系)
- クラソル(分析)
- CrowdSolving(データ分析系)
クラウドソーシング まとめ
さて、かなりのボリュームがありましたが、いかがでしたか?
クラウドソーシングについてご理解いただけたでしょうか。
今回の記事を踏まえ、受注者として自分にあったクラウドソーシングサイトを選ぶコツは、下記の通りです。
- 毎日記事が更新されているサイト(更新が少ないものは案件も少なく、クライアントも少ない傾向がある)
- 曖昧な表現が無いサイト(ねずみ講やマルチ商法の疑いあり)
- まずは総合型から(自分に適した業務を探せる、可能性を広げられる)
以上を気をつけた上で、何よりもクライアントとの「信頼関係」を大切にしましょう。
アナタもぜひクラウドソーシングを活用してみてくださいね!
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